6月6日から10日までの5日間、
NYにあるNew Dramatistsという、舞台脚本家養成所の
workshopに参加した。
ついに、百々徹、
意を決して、作家になることにした、
わけではない。
この養成所の存在を、これに参加するまでまるで知らなかったのだが、
新進作家の新しい作品作りの支援のために、演出家、役者やミュージシャンを雇って、
実際にリハーサルをし、一般公開の発表会を定期的に行なっている。
今回、僕が参加したのは、Zakkiyah Alexanderという作家の
『Girl Shakes Loose Her』というミュ−ジカルの第一幕(執筆途中であるが)。
歌手のImani Uzuriが音楽を担当するのだが、彼女自身、譜面を書く事ができず、
アレンジやピアノ演奏できる人が必要になったらしく、そこで、僕にお呼びがかかった。
彼女はSomiと親しく、SomiバンドのギターのLiberty Ellemanと知り合いで、
なんでもLibertyが僕を紹介してくれたらしい。
僕の仕事は、Imani がメロディーを歌うのを書き取り、和音をつけてあげて、
役者さんに歌を教える手助けをし、さらに劇中は、ピアノ伴奏をする。
こういう仕事は今まで行なった事がなく、恐いもの見たさで引き受けた。
この決断、決して間違えてなかったと言える。
現場に行ってみて驚いたのは、キャストそれぞれのレベルの高さ。
まず、Imani、歌の上手さはもとより、彼女の作るメロディーセンスのよさに感心。
次に、演じる7人の役者さん達のレベルの高さ。
オーディションして選ばれている、と後から聞いて納得したのだが、
また皆さん歌がはんぱなく上手い。
演出家の方も、現在ブロードウェイで公開されている『FELA』の
演出助手をされている方だったし、
的確な演技指導に役者がまた見事に答えて演じる現場を見て
いちいち感服してしまった。
こういう事を可能にするこの養成所の存在もまた凄いと思う。
日に日に、台本に手が加えられていき、新しい曲が作られ、
最終日の本番直前まで、濃いリハーサルをして、
本番は、大歓声で終了した。
ミュージカルを一から作り上げて行くという過程の一端をのぞけたこと、
今まで出会う事のなかった方々と出会えた事、
なかなかいい体験をした一週間であった。
キャストと記念撮影
裏ピースはそろそろヤンピにしたら?
返信削除そんな時期になりましたかねぇ。
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