2026年6月24日水曜日

JAfro II :6. 20202021

 「20202021」は、あの特別な時代――2020年と2021年―の音の日記。

隔離、不安、忍耐、そして祈りに包まれた日々の記憶を音に刻んだ作品。

小川慶太君の紹介で、彼の長年の友人である僧侶・里見呂明さんにコンタクトをとりました。

ありがたいことに、この作品のために読経を捧げてくださり、

亡くなられた方々への追悼の祈りを音に刻むことができました。

まだ直接お会いしたことはありませんが、いつかお寺を訪ねたいと思っています。


ちなみに、この曲は20小節、20小節、20小節、そして21小節という構成で書かれています。


里見住職 (佐世保、東嶽山西光寺)




“20202021” is my reflection on that extraordinary period—the years 2020 and 2021. 

It serves as a musical diary of isolation, uncertainty, resilience, and remembrance, 

as well as a prayer for those we lost.


Keita introduced me to his longtime friend, the Buddhist monk Ryomei Satomi, 

who generously contributed a Buddhist chant to honor and mourn the dead. 

Although we have yet to meet in person, I hope to visit his temple one day.


As a small structural detail, the piece is built on a sequence of 20-, 20-, 20-, and 21-bar sections.

2026年6月23日火曜日

JAfro II 5. Just Blood

 人は人を殺す。

その悲しい現実は、歴史の中で幾度となく繰り返されてきた。

私たちは10月7日を目撃した。
そして、その後も続いた暴力を目撃した。
奪われた命、流された血は増え続けた。

Just Blood」は、そんな争いの悲劇を音で描こうとした作品だ。
爆弾の轟音、砂漠の静寂、そして対立する二つの側が交わす緊張に満ちた応答。
政治や思想、国境によって分断された世界の奥底には、変わることのない真実がある。
流されるのは、ただ人の血であり、失われるのは、人の命なのだ。





Humans kill humans. History reminds us of this again and again.

We witnessed October 7. 

We witnessed the violence that followed. 

More lives were lost, more blood was shed.


Just Blood is a reflection on the tragedy of conflict—the sound of bombs, the vastness of the desert, and the tense dialogue between opposing sides. Beneath politics, ideology, and borders lies a simple truth: human lives are at stake.

2026年6月22日月曜日

JAfro II 4. Ya Bladi

 「Ya Bladi(我が故郷)」は、人と人とのつながり、アイデンティティ、そして“居場所”を求める普遍的な想いを描いた作品です。人々が国境を越え、異なる文化が交わり合う現代において、「故郷」とは単なる地理的な場所ではなくなっています。それは、記憶やコミュニティ、そして人々が共有する経験によって形づくられる、私たちの心の中に宿る感覚なのです。


シリア系アメリカ人シンガーのNano Raiesとの出会いは、まさに21世紀的なものでした。「NYC」「Arabic」「Jazz」とGoogleで検索したことがきっかけだったのです。幸運にもその検索が彼女へと導いてくれました。このプロジェクトへの参加を快く引き受けてくれただけでなく、その素晴らしい表現力と魂を音楽に吹き込んでくれたことに、心から感謝しています。







“Ya Bladi” (“My Homeland”) reflects the universal longing for connection, identity, and belonging. As people move across borders and cultures intertwine, the meaning of home becomes something larger than geography—it becomes a feeling we carry within us, shaped by memory, community, and shared human experience.


I met the incredible Syrian-American singer Nano Raies in the most 21st-century way possible: by Googling “NYC, Arabic, Jazz.” Thankfully, that search led me to her. I’m forever grateful that she agreed to join this project and brought her beautiful artistry and spirit to the music.


Lyrics by Nano Raies & Selim Aladin







2026年6月21日日曜日

JAfro II 3. Bassem Effect

 2019年の夏、Somiの ミュージカルDreaming Zenzile のために、ユタ州のサンダンス・シアター・ラボで3週間過ごした。世界中のアーティストやパレスチナの劇団とも出会い、本当に刺激的な時間でした。

そして、そこに現れたのが バッセム・ユセフ。(エジプト出身のコメディアン。)

滞在は短かったが、彼が来た瞬間に空気が変わった。知的で面白く、圧倒的にカリスマがある。

特に女性陣の反応を見ると、その“重力”は科学的に証明できるレベルでした。(笑)。



ラボに滞在していた間、空き時間には毎日何かを書こうと自分に課していました。完成した曲でなくても、ほんの短いモチーフでもいい。とにかく書くことを続けることで、なかなか抜け出せずにいたスランプを打ち破ろうと。

このアルバムに収録されている曲のいくつかは、そうして生まれた小さなアイデアから発展したものです。

この曲もそのひとつです。


Sundance Theater Lab 2019 photo

 I spent three weeks at the Sundance Theatre Lab working on Somi’s musical Dreaming Zenzile in 2019 summer.

 It was an incredibly inspiring experience, bringing together artists from all over the world, including a theater group from Palestine.

And then there was Bassem Youssef.

His stay at the lab was brief, but the moment he arrived, the atmosphere seemed to change. He was intelligent, hilarious, and possessed an undeniable charisma. Judging by the reactions of many of the women at the lab, his "gravitational pull" was strong enough to be scientifically measurable. (LOL.)


I should also mention that during my time at the lab, I made a point of forcing myself to write something every day during my downtime—whether it was a complete tune or just a simple musical motif. It was my way of breaking through a stubborn case of writer's block. Several pieces on this album grew out of those daily sketches, and this tune is one of them.

2026年6月20日土曜日

JAfro II 2. JAfrobic

 JAfrobic とは?

それを説明する前に、
まずJAfroが何なのか説明しなければならない。

残念ながら、作曲者本人もまだよく分かっていない。

ただ、Yasushi のアルコ・ソロは何か知っているようだ。






  What is JAfrobic?

A great question.
Unfortunately, answering it requires first answering: What is JAfro?
After all these years, I am still working on that one.
In the meantime, Yasushi's arco solo offers the most convincing theory.

2026年6月19日金曜日

JAfro II 1. Covid and All That Jazz

 JAfro II』の幕開けを飾るCovid and All That Jazzは、近年の歴史の中でも最も不安に満ちた時代のひとつを振り返る、音楽的な回想。パンデミック後に作曲されたこの作品は、あの数年間を特徴づけた不確実性、孤立感、そして感情の揺らぎを描き出すと同時に、音楽と人とのつながりによって生まれた強さと希望を讃えています。

Mas Kogaさんの尺八プレイをフィーチャーしてます。



Opening JAfro II, “Covid and All That Jazz” is my musical reflection on one of the most unsettling periods in recent history. Composed in the aftermath of the pandemic, the piece captures the uncertainty, isolation, and emotional turbulence that defined those years, while also celebrating the resilience and hope that emerged through music and human connection.


It features Mas Koga’s bamboo flute performance.


2026年6月18日木曜日

6/16/2026 Toru Dodo Trio @ Mezzrow

 久しぶりにトリオ(Yasushi Nakamura & Keita Ogawa )でMezzrowでライヴがありました。

この日、チョー久しぶり新アルバム『JAfro II』もドロップされました。

長年、自分のプロジェクトから離れてましたが、

また少しづつやっていこうかという気になりました。

自分のアレンジや曲を譜面見ながら演奏してる私を横目に

譜面無しで演奏しきった二人にものすごい愛を感じてしまいました。

この二人に出会えて幸せです。

丸々YouTubeにライブの模様がアップされています。

演奏はともかく、英語の司会が恥ずかしい限りです。

(実は今年から英語を勉強し直しているのです。発音矯正難しいものです。。。

英語の件はじっくりここのブログにいつか書いてみたいところです。)







2026年6月9日火曜日

It's been a long time.....

 何年もこのWebsiteやBlogを放置していました。。。


実はチョー久しぶり自分のアルバムが配信されるので

(2026年6月16日火曜日の予定)

サイトも少し更新してみようかと。

2007年に見よう見真似でコードを書いて

このサイトを作ったのですが、もはや携帯スクリーンにはうまく対応しないので

いっそのこと新しいサイトを作ろうかとも思いつつ、

ここにある大量の情報を移動させるのも厄介で、

当座、このサイトをまだ使っていこうという次第。








2022年3月22日火曜日

Somi @The Apollo Theater March 19. 2022

 3月19日(土)にSomiのアルバムリリースショーが

the Apollo Theaterで行われました。

なにしろ、スペシャルゲストに憧れの

ダイアンリーヴスが歌うと前々から知らされていて、

この日の演奏に備えて、とにかくCovidにはかからないようにとか、

ロシアから核爆弾が飛んでこないようにとか、

色々祈っていたのですが、

無事にこの日を迎えられてホッとしてました。

(サウンドチェック後、バイキング式の食事が会場で振る舞われ、

調子に乗って食べ過ぎ、腹痛をおこし、本番5分前まで

トイレで格闘するという事がありましたが、

ダイアンと共演するにはやはりなにかしらの代償が

あるものだと実感しました。)


ソールドアウトショー。

南アフリカからのゲストシンガーにも圧倒され、

そしてトリにダイアンの登場。

まさか、こういう事が実現するとは。

長くやってきた甲斐があったといいますか。

Somiさん、すごい人になってしまった感が。


とりあえず、思い出ビデオをつくりました。

以上。



2022年3月2日水曜日

Dreaming Zenzile Boston 公演終了

昨年の暮れからリハーサルが始まった

SomiのミュージカルDreaming Zenzileの

New Jersey McCarter Theater 公演に続き、

2月23−27日のBoston Paramount Theater公演を

終えました。

このショーは、5−7月あたりに

いよいよNYCの劇場で公演される予定です。

またさらに改良されていいものになっていくと

いいなと、思う次第。

Bostonの千秋楽、カーテンコールのシーンを

やってはいけないと思いつつ、携帯のカメラを

回してしまいました。

この歓声を聞くと、また明日から

頑張っていけそうな感じになります。


 

アメリカはオミクロン禍がピークアウトしてきて、

マスク着用ルールもゆるくなった途端、

今度はプーチンがウクライナ侵攻を始めてしまい、

またまた多くの人間が亡くなっています。

どうして人間はウイルスだけでは物足りず、ヒト同士で

殺し合いしないといけないものなのか、と。。。

(人間の歴史は戦争の歴史なのでまぁ、

ヒト科の悲しい性なんでしょうけれども。)



2022年1月15日土曜日

Dreaming Zenzile NJ Show

 SomiのミュージカルDreaming Zenzileの

New Jersey州のPrinceton大学のキャンパスにある

McCarter Theaterでの公演に向けて、年末から

ホテル暮らしです。


なにしろオミクロンの大流行で、アメリカは

何か2020年に戻ってしまったかのように

イベントのキャンセルが続いています。

その中、

スタッフキャスト全員、

ほぼ毎日PCR テストを受けて(こんなに

つばを吐いて生活した事は生まれてから初めての

事です。)、完全マスク着用で1月20日の

Preview公演に向けて粛々とリハーサルが行われてます。


現地入りして最初の1週間目、スタッフに感染者が出て、

正直、この調子では公演の延期やキャンセルがあるのではないかと

思っていたところがあったのですが、いよいよ明日から

大詰めのテクニカルリハーサルに入ります。

(1日10時間拘束されます。。。)

昨年夏のSt. Louisでのショーから、さらに

手が加えられ改良されたバージョンになるかと思います。


感染に気をつけ、ショーが無事に公演できる事を祈っています。


JAfro II :6. 20202021

  「20202021」は、あの特別な時代――2020年と2021年―の音の日記。 隔離、不安、忍耐、そして祈りに包まれた日々の記憶を音に刻んだ作品。 小川慶太君の紹介で、彼の長年の友人である僧侶・里見呂明さんにコンタクトをとりました。 ありがたいことに、この作品のために読経を捧...