2014年9月29日月曜日

Somi Chicago Tour その2

26日夜。

割と早い時間に就寝した。
ところが夜の12時30分頃に携帯がなった。
見慣れない番号。
眠かったので無視した。
数10分後、再び、電話が鳴った。
先程と同じ番号。
なんだろうと思いつつ、眠かったので無視した。
1時くらいに再び、同じ番号から電話がかかってきた。
さすがに、おかしいと思い、電話をとる。

機械の女性音声で、
『こちらは、。。。航空です。
お客様の予約されていた、Newark空港発の午前11:55分発の
Chicago行きは、キャンセルになりました。
代わりに、午後2:25分発のLaGuardia空港発をおさえました。』
と言って、電話が自動的に切れた。

私は、すっかり目が覚めてしまった。

まず、今のメッセージを確認したい。

カスタマーサービスに電話をしなおした。

ところが、電話が混雑していて、つながるまでに
2時間以上かかると告知テープが。
自分の電話番号を登録すれば、カスタマーサービスが
電話をしてくれるらしく、そのようにした。

なかなか眠れない。

ウトウトしたかと思ったら、電話がなった。
時に、午前3時30分。

人間の女性の声だった。
『。。。航空でございます。どのようなご用件でしょうか』
『あの先程、予約変更の知らせを受けたのですが、
確認してもらえますか。』
『 午後2:25分発のLaGuardia空港発になっております。』
 『チェックインしてもらえますか。』
『チェックインは、ウェブサイトからお願いします。』

ウェブサイトを見るが、どういうわけか、
チェックインするページが開かない。

 再び、カスタマーセンターに電話する。
ところが、つながるまでに2時間待ちだという。
とりあえず、Somiにメールで飛行機の時間変更を知らせ、
寝ることにした。

27日。

 電話が鳴る。朝の7時30分。
Somiからだった。
『メールを見たわ。12時20分発の飛行機に
他のバンドメンバーが乗るの。早く空港に行って、
その飛行機に乗れるか試してもらえないかしら?』

 慌てて、支度をして、LaGuardia空港に向かう。
家からタクシーだと30分くらいで着くが、
$100近くかかる。
バスと地下鉄を使えば、1時間30分くらいかかるが、
$4.5で行ける。

 ジャズミュージシャン、迷わず、バス、地下鉄を選んだ。
まず、George Washington Bridgeを$2払ってバスで渡る。
地下鉄Aラインで、125丁目まで南下。
そこから、LaGuardia空港まで行ける、
M60バスに乗り換える。
地下鉄に乗る時にメトロカードで$2.5払った後に、
バスに乗り換えは、無料だ。
メトロカードをバスの中にある機械に通せば
いいだけだ。

 M60 バスが来て、乗り込む。
メトロカードを出すものの、いつもの機械がない。
他の乗客もメトロカードを出す事なくバスに乗り込んでいる。
ちょっと不思議であった。しかし、私の頭の中は、
Chicago行きの飛行機に乗れるかどうかで頭がいっぱいであった。

 2、3駅後、検査官がバスに乗ってきて、
『レシートを拝見いたします。』と来た。
私は、あっけにとられた。
周りの乗客は、一様にポケットからレシートを提出している。

『君は、持ってないのかね。』
『メトロカードを持ってますが。どういうことですか?』
『とりあえず、荷物を持ってバスを降りて。』

 バスを降ろされた私は、この検査官から
罰金チケットを切られた。なんと罰金額$100である。

 なんでも、最近になって、M60バスに限って
バス停の設置された券売機に、メトロカードを入れて、
レシートをもらってバスに乗るようになったらしい。
そういえば、何か、機械があるのを見ていたのだが、
メトロカードを購入する機械かと思って、特に、
こういうルールになっていたことに思いがいかなかった。

検査官曰く、公聴会があるから、
そこで説明しなさい。そうすれば、罰金払わなくても
良くなるからと言われた。
面倒なことになったものである。
家から$100払ってタクシーに乗ってるのと
変わらなくなるではないか。

Chicago空港の管制塔に火をつけた男に
この罰則チケットを転送したかった。

 だいぶ動転しながら、LaGuardia空港に着く。
午後2時20分発をチェックインした一方で、
12時20分発のスタンバイリストに登録した。
係の人からは『満席状態ですから、おそらく
12時20分発に乗るのは難しいと思われます。』
と言われた。

搭乗ゲートのカウンターのスクリーンに、
私の名前が、スタンバイリストの4番目にあるのを確認した。
乗れるか乗れないか。。。。

ところが、こういうことはわからないもので、
乗れたのである。

というわけで、無事、Liberty Ellman,
Ben Williams, Nate Smithと同じ飛行機で、
Chicago入り。

午後4時頃ホテルに着くやすぐに演奏会場に移動。

サウンドチェック。
本番。
ホテルに戻る。
近くのバーで、この日、Chicagoで演奏していた
NYのミュージシャンが集結していて驚く。
(Sean Jones, JD Allen, Orrin Evans,Etienne Charles
その他、多数の名士が介していた。)
NY以外の土地で、NYのミュージシャンが群れたがるこの
心理はどういうことなのだろう。
翌朝、7時にホテルを出て、9時の飛行機に乗ってNJに戻る。

結局、今回、Chicagoには、1日も滞在していなかったかもしれない。
こんなこともあるのだ。

Chicagoのピザを食べずに帰れるかと思い、
O'Hare空港で朝食で食べたピザ。

 SOMIバンドメンバーと。

6 件のコメント:

  1. おやまあ、なんと!TORUの英語がヒネリがききすぎて意味とれなかったので、SOMIのFBを読んで、飛行機がキャンセルになったお詫びに100ドルのチケットをもらった、と勝手に思ってました。

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  2. お詫びで100ドルだったらよかったのですが。
    とりあえず公聴会に臨むつもりです。

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    1. なんと慌しい一日でしたね、それにしてもUSAでは、簡単に公聴会で罰金払わなくても良くなのですね、いずれにしても慌しい2日間でしたね、私にはとてもそんな慌しい行動は迚出来ませんね!

                                  K.wasada

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    2. 演奏自体よりも、そこまで行けるかどうかの方が大変なことが多いですね。。。

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  3. はろはろ、しげぞうでございます。

    バタバタですね!?
    凄いドラマって感じなストーリーですね。

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