これで私、彼女のアルバムに通算5枚目の参加になる。
いい作品になってほしい。
Somiレコーディング風景 |
Laurin Taleseのミニツアーに参加。
Amos Leeというシンガーの前座として、
フィラデルフィア、DC、リッチモンドのコンサートホールで
演奏した。
When I Fall In Love, Cry Me A Riverなど、いわゆるスタンダード曲を
特に凝ったアレンジもなく、普通に歌って、観客がスタンディングオベーションする
歌手というのは、実際あまりいない気がしているのだが、
Laurinはそれができる歌手で、私は、ピアノを弾いていて、
幸せな気分になる。これからももっと演奏できる機会があれば嬉しい。
Laurin Talese Tour |
16日にChicago。ここで、バークリー音楽院卒業以来、
およそ18年ぶりに学友二人が、ライヴに来てくれた。
私、学生時代の記念に"Melancholy Cats"というCDを作ったのだが、
その時のバンドのリズム隊なのだ。彼ら二人とも、学校卒業後、
シカゴに移住し、しかし、現在は、あまり音楽活動はしていないという。
ライヴ後、彼らと話をする機会を持った。
写真左のJimは、学生時代、引っ張りだこのベーシストだったが、
(ドラムのアントニオサンチェスの卒業記念ライヴのベースが彼。)
彼は、アメリカ中西部ウィスコンシン州出身で、
ボストンという街、東海岸の殺伐とした雰囲気に馴染めなかったそうで、
しかも在学中、バンドでツアーなどしても、
まるで音楽家として生活していくことに
憧れを感じていなかったそうだ。
現在は、建築系の会社の重役として、3人の子供を育てている。
写真右のオランダ出身のMarcも、学生時代、人気のあったドラマーだったが、
卒業後、ビザの都合でオランダに戻ったり、アメリカに戻ってからも
さほど音楽の仕事に恵まれずといった感じになり、現在は
コンピューター系の会社に勤め、二人の子持ち。
二人とも、私が、いまだに音楽で生活していることを
喜んでくれて、なんだか、私も複雑な心境であった。
学生時代、英語もままならず、アメリカ国のこともよく知らず、
ただピアノが上手くなりたい、ということだけでいた自分と
違う視点で学生生活を送っていたのだ、ということを知り、
違う道のりを歩んできた彼らと18年ぶりに出会えて語り合えたこと、
忘れられない日になった。
翌日は、カリフォルニア、モンタレージャズフェスティバル。
イケイケな感じのミュージシャンが勢ぞろいしている感じで、
昨晩の感慨深かったシカゴとは全く違う日になった。
Somiバンドも近年で最高の演奏ができたような気がした。
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