彼から彼の創作ミュージカルの
公開朗読ショーの音楽監督を頼まれた。
彼の3作目のミュージカルらしいのだが、
『The Proust Virus』というタイトルの作品で、
コンピューターのロールプレイングゲームのキャラクターと
現実の世界が入り乱れ、さらにフランスの作家プルーストの
『失われた時を求めて』のテーマも描かれたような、
壮大なストーリーであった。
音楽も、20世紀前半のロシアの作曲家が
書いたようなスコアで、正直てこずった。
全部で22曲の歌があり、それを10人の役者に
1週間のリハーサルで指導し、人前で発表するという仕事であった。
2時間弱のショー。
台本を追い、譜面を追い、時に役者に指揮をし、
ピアノを弾き、ベースとドラムにもキューを出す、
久しぶりに、ステージ上で瞳孔も毛穴も開きっぱなしの体験をした。
時に、このようなチャレンジが私には必要なのだと思う。
リハーサルの風景 |
・もうここ最近、タクシーは、スマホで呼べるUberや Lyftを使うようになって
久しいのだが、先日、早朝の飛行機にのるために、家からLyftを使おうと思ったのだが、
深夜や早朝は普段よりだいぶ割高になっていて、しかも、15分待ちとの表示が
出ていたので、ひょっとしたら普通のタクシー会社の方が安かったりするのかと思い、
電話してみた。
オペレーターの人に、自分の住所を伝えるのだが、おそらく自分の発音が悪いのだと
思うが、なかなか伝わらない。通りの名前のスペルをひとつづつ伝えるのだが、
正確に伝わるのにえらく時間がかかった。7、8分待ったあげく、車が来る。
空港に行く時は、メーターの料金ではなく、固定金額でチャージすると言われ、
クレジットカードでの支払いを伝えると、運転手は、それじゃ、最初に清算させてもらうからといい、無線で、私のクレジットカード番号をオペレーターに告げる。
しかし、無線の調子がよくないのか、なかなかオペレーターに番号が伝わらない。
運転手は、30台くらいの人であったが、クレジットカードの文字も小さく、なによりまだ早朝であたりが暗いこともあり、車内の明かりだけだと読みづらいのもあって
有効期限を読み取るのも一苦労していた。こんな調子で、3、4分、すったもんだした。
ようやく出発したと思った矢先、無線がはいり、クレジットカード情報が違うようで、
チャージされないから、もう一度、番号を教えてくれときた。運転中なので、
私が、番号をよみあげ、それを運転手が無線マイク片手に繰り返しオペレーターに伝えた。ようやくカード情報が正確に伝わり料金がチャージされた。(先に確認するべきだったのだが、料金もLyftより高かった事に本当に呆れてしまった。。)
この一通りの過程を経て、もうこの手のタクシーは、完全に時代遅れになったのだなぁと痛感した。もうこの日を最後に、私は、いわゆるローカルタクシーを使う事はない
と思った。
自分のいるアートのフィールドにつなげるのが相応しいものかどうかわからないが、
時代の波を知らないと、置いていかれる怖さを感じた次第。
(時代を超えていいものは残って行くのがアートなのかもしれないのですが。)
・アメリカは昨年の選挙戦からずっと毎日トランプのニュースばかりで、
気が本当に滅入るのですが、最近になって、いよいよ捜査の手が伸びて
彼を追い詰めようとする動きが出て来て、ちょっと目が離せません。
(彼は、今年いっぱいで辞任するのかどうか。。。)
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