2021年9月21日火曜日

St. Louis Week 4& 5 Dreaming Zenzile Opening!

Dreaming Zenzile at The Rep in St. Louis

 

公演が行われる劇場のステージでのリハーサルがはじまってからの

2週間は、かなり肉体的にきついものがありました。

ミュージカルに限らず演劇を劇場で行う場合、

照明や音響さん、あと、このミュージカルでは

巨大スクリーン映像も使われるので、

彼らとも演出準備をしなくてはいけないわけです。

シーンのはじめから、こと細かく合わせをしていくので、

何か問題があった場合はストップがかかり

またやり直していく、という作業を長時間かけて

行うのです。

バンドの場合は、だいたいやる事は固まっているので、

どちらかというと、待ち時間が長く、

ピアノの椅子でじっとしていたり、

ピアノのまわりをあるきまわったりしている時間も

長かったように思います。

(これがなかなかきついんです。文句を言ってはいけません。。)


9月10日(金)いよいよPreview公演が始まりました。

お客さんを入れての試験公演みたいな感じですかね。

このPreview公演の1週間が体力的に極限状態になりました。

午後に5時間かけての練り直しリハーサル、夜に2時間15分にわたる

ショーを行うという事をやりまして、

9月17日(金)本公開となりました。


恥ずかしながら、9月10日のPreview初演日、

ショーが始まって早々、感極まって涙がこみあげてきて

歌わなくてはいけないシーンで歌えなくなっておりました。

(まだ自分にも感情というものが残っているんだなぁと。)

(バンドさんも歌うシーンがいくつかあるんですねーー)

9月17日の本公開日は、泣くかと思いましたが、

案外普通にできましたかねぇ。


なにしろこの公演にいたるまでの年数時間を考えたら

感極まらない方がおかしい感じなんですけど、

ついにここまで来た感でお腹がいっぱいです。

(数曲、アレンジも担当させてもらってます。。)

オープニングを迎えて、なんだかもう終わった感にとらわれたのですが、

これからがはじまりなんですよね。。。。


演劇業界のしきたりなのか、普段の音楽活動ではあまり体験してなかった

事のひとつに、オープニング日に、キャストメンバーに

カードを渡すというのがあるんですね。

演出家や振付師、衣装担当係などから、

お祝いあの言葉の添えられたカードをいただいて、

その心遣いに胸打たれた次第です。


少し寂しいのは、その演出家や振付師は、

オープニングデーの翌日にはそれぞれ家に戻るんですね。

あとは、役者さんと、舞台マネージャーさんと

千秋楽まで頑張るという事なんですね。

少し、見捨てられてしまった子供のような心境にもなるんですが、

これがこの業界のしきたりなんだというのを学びました。


あと2週間。体力勝負です。







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