2021年2月14日日曜日

Week 48 RIP CHICK COREA

  アメリカのCOVID-19感染者数2月13日現在

感染者28017349人(先週27346627人)

死者490688人(先週468312人)

今週は誕生日Weekであったが、
Chick Corea氏が亡くなったニュースに
驚きとともに、悲しさと寂しさ、そして
感謝の気持ちにつつまれた。

つい最近までオンラインレッスンをされていたような
永遠に青年のようなエネルギーあふれる方であったが、
この世を去ったとは。

2年前にマッコイタイナーが亡くなり、
昨年はキースジャレットが引退し、
そしてチックが。。。

地球は少し寂しい場所になってしまった気がしました。

ジャズ音楽に触れたのは日本の大学生時代。
チックコリアの演奏に触れたのもその頃。
当時のジャズ研仲間で、よくキース派かチック派で
議論をしたものであった。クラシック音楽を弾いた時に
チックは、チックそのままのタッチで弾くので
よりクラシックらしく弾けるキースに肩入れしていた私ではあった。

とはいえ、チックの演奏、よくトランスクライブしたものだ。
生演奏も覚えている限り15回以上は聞いているかしら。

チックのタッチは、独特で誰にも真似できないものがあると思う。
独自の語法を確立し、レーザービームのようなリズム感で
聞くものを圧倒する。

幅広い音楽世界を持ち、亡くなる直前まで
作品を発表し、ツアー活動もしていた。
(考えてみると、チックは私の父と同じ年。
うーーーむ。)

チックさん、色々な辛い経験もされたのだと思うが、
同じ音楽の世界で生きている自分から見て、
なんと幸せな人生を送られたんだろうと、
羨ましく、眩しい限りだ。


NYに引っ越した当初、ケニーギャレットに紹介してくれた
ドラマーのJohn Lamkinが、チックの住所を教えてくれて、
私のデモテープをチックに送ってみたらどうかと言ってくれて、
フロリダのご自宅に郵送した事がある。
もちろん何も音沙汰はなかったのだが。

10年ほど前に、NYのAvatar Studio
(現在は、名前をかえてバークリ音楽院のスタジオになっているとか。。)
で誰かのレコーディング中か、ミックス中か、
とにかく、トイレに行った時、
隣に立った方が、チックコリアで、
その時の、緊張と興奮を今でも覚えている。
何か話すべきか迷ったが、
結局何も話せなかった。

これが自分とチックの最接近した瞬間であった。

チックと同時代を生きれた事、嬉しく思います。
ありがとうございました。







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