今年は、サンタさんにどんなプレゼントをお願いするか、12月初めに聞いた所、しばらく考えたあげく「…お父さん、アマゾンでこれ買ってくれない?」
サンタさんにはお願いしないのか問いただしても、口籠る娘。
「これがクリスマス前に配達されても、隠しておいてね。クリスマスの日に欲しいから。」
10歳にもなれば、学校の友達から色々情報を得てサンタの正体を知ってしまったのか、と。少し寂しい気持ちと共に、娘の成長を喜ぶ気持ちが入り混じる。
因みに、お願いされたものは、Mini Popping Sound Fidget Toyというひとつ$2くらいの指を入れてでこぼこを作るプラスチック製のなんともあどけないオモチャ。これを父親に頼む娘にほっとさせられたのは確か。5個入りのものをクリック。
数日後、これだけでは物足りない気がして、デパートに出向きプレゼント探し。娘は今年、ibisPaint という絵描きアプリにはまって色々描くようになっている。図画工作コーナーに行くと、色鉛筆でデッサンを学べる一式セットがあった。しかるべくWebsiteに行くとコーチが出てきて指導してくれるらしい。
これを購入し、クリスマスの日まで隠しておいた。例年、娘の寝た後、プレゼントをクリスマスツリーの下に置いてきた。今年は、父からのプレゼントという事でこの絵画セットをFidget Toyと添えて置けばいいかな、と思っていた。
ところが、娘、24日になって突然、
「サンタさん今年来てくれるかな?」
と言いだした。
「私、絵にハマってるでしょ。何か絵が上手く描けるようになれるもの、サンタさんが運んできてくれたらいいな。」
驚きと娘の欲しいものを当てることができた喜びで顔が歪みそうになるのを抑えながら、
「そうだね。でも、パンデミックだから、来れない可能性もあるね。」
と言うと、
「そうだね。Covidにかかってたらしょうがないね。でも、一応サンタさんに手紙を書くよ。」
Dear Santa, Thank you for working so hard for all of this. Happy Christmas!
Thank you and Stay Safe!
と書いた紙をクリスマスツリーの下に置く娘。
ーバリバリ信じてるじゃん!
25日の朝、興奮してプレゼントのラッピングを外す娘。Fidget Toyを見て、
「これはお父さんからだね?ありがとう。」
違う絵柄のラッピングからは絵画セットが。
快哉をあげる娘。
「どうして、私の欲しいものがわかったんだろう? サンタさんは凄いね!」
「もし私が早くからプレゼントをお願いしていたら、アマゾンで配達される可能性もあるよね。でも、昨日お願いしたものは、絶対アマゾンでは今日は届かないよね。だからサンタはいるんだ!」
10歳の娘の思考能力に若干不安を感じつつ、、。
Happy Merry Christmas!!