2020年4月5日日曜日

Quarantine Week 3

アメリカのCovid- 19 感染者数は、4月4日現在、
310990人(先週は12万人)、死者8438人(先週は2193人)。
NY州は、感染者数が113833人、死者3565人で、全米で一位。
私の住むNew Jersey州は感染者数が34124人、死者846人で全米2位。
(怖くて、外に出れません。。。)

私の業界でも、今週は感染が原因で亡くなられた方が
相次ぎ、暗い日々が続く。
(Wallace Roney, Ellis Marsalis, Bucky Pizzarelli, Alex Layne等。
あとCOVID-19が原因ではなかったが、Bill Withersもこの世を去った。)


ワクチンができるまで、1年から1年半がかかるということなので、
先週くらいまでは、7月くらいからは仕事再開できるかしらという
希望を勝手に心に描いていたのだが、今週に入って、状況を鑑みる度に、
もう少なくとも今年いっぱいは、音楽の演奏の仕事はできないかも、
と覚悟しています。(間違いであってくれたら嬉しい。。。)

(しかし、ライヴハウスは潰れるところが増えるだろうし、
劇場系もどうなっていくのか予想もつかないし、
世界が鎖国してしまって、海外ツアーもできなくなるし、
演奏するところは、やはり自宅しかないですかね。。。)

とりあえず、家族は元気でいます。
まずは健康に留意し、そして今後の収入源をどうしていくか、
無駄な出費は削減に努め、等々、
考えていかなくてはいけないですよね。。。

ただし、今は、目に見えない弾丸があちらこちら
市内に放たれている感じがして、下手に動くと、危険であります。
来週にNY, NJ州エリアは、死者数のピークを迎えると
予想されています。
しばし、じっと家に引きこもっているばかりであります。
(娘と遊んで、現実逃避。)

今週の作品『伏せ犬』
今週の新しい活動『友人と夜のZoom 飲み会』 


現場で自らの命を危険に晒しながら働く病院医療関係者の方々に、
心から敬意を表します。

2020年3月29日日曜日

Quarantine Week 2

家に篭り始めてから2週間が過ぎた。
(今週は因みに、全く外に出ていません。)

あれよあれよと、合衆国のコロナウィルス感染者は、
中国、イタリア、スペインを超えて第一位、現在、3月28日現在12万人超!
これから死者の数もうなぎのぼりになるのではないかと予想される。
(3月28日付2193人)


私も当初、コロナウィルスはインフルエンザより少し
強力な種類のウィルスで、若い人は大丈夫的な感覚でいたが、
この圧倒的な感染者数と死者数の増加のスピードを見て、
さらに、アメリカ国内のアジア系の人への嫌がらせ事件が
増えているニュースを聞くにつれ、(知り合いの日本人の方が
NYで白人女性に唾を吐きかけられたりしている。。。)
ますます外に出るのが怖くなった1週間であった。


(NYの病院はパンク状態で、今、病気や怪我をすると
診察してもらえず、悪化して死んでしまう可能性もあるわけで。。。)


今週の収穫といえば、とりあえず失業保険手続きを済ませた事。
(Sleep No Moreに一応私は書類上契約社員だったわけで。。)
しかと認められてお金が支給されるとよいのだが。祈る思いです。

仕事がない状況というのに慣れていたはずなのですが、
今回ばかりは、どうしたものか、なんとも、やれやれという感じなのです。

ミュージシャン業も、デジタル配信の影響でCDは売れなくなり、
それじゃぁ、ライヴで勝負、なんていって頑張っていたこの10年弱、
それが、このコロナウィルスの影響で、ライヴ自体が危険な行為と
なってしまって、一体、これからどうしたらいいものか考えざるをえない。
もちろん、このパンデミック自体は、近い将来必ず終息するとは思うのだが。
(NY市長は、5月末までこの状況は続くと今日発言したようだ。。)

SNSを見ると、知り合いの同業者が、
携帯電話のカメラ前で、歌ったり、楽器を演奏したりしているが、
これからは、これが、ライヴ形式になっていくのかしら。。。。。
ライヴハウス、コンサート会場で音楽を聞くという行為自体、
消えていくものなのかしら。

現在、デジタル配信の音よりも、レコードから出る音を
愛好する人はもちろんいるのだけれど、
やはり、携帯電話からストリーミングして聞くので十分
と思う人がもはや圧倒的だと思う。

ライヴ鑑賞も、
外出して、いろいろな人と同じ空間を共有しながら
目の前で、実際に音楽家の演奏を聴くという行為は
なくならないとは思うけれど、
家でねそべりながら携帯のビデオを見ながら見て聴くので十分
と思う人が圧倒的になるのかしら。

もう私もだいぶ古い人間になってきたので、
こういう時代の変化に余裕で振り落とされる自信はあるのだが、
この自宅引きこもりが2週間が過ぎて、少し、考える事もしていかないとと
思い始めたのであった。
(まだ携帯電話の前でピアノを弾くプランはないのですが。。)

とりあえず、家族は健康です。
Fitnessblender.comのトレーニングも続けています。
自分の音楽制作も続けています。

来週もはりきって引きこもっていきたいと思います。
(まじで、感染に気をつけましょう。。。)

2020年3月22日日曜日

Quarantine Week 1

St. Louisで滞在した部屋にあったチョークボードに過ぎた日にちを1日ずつチェックしていた私。

3月14日(土)
早朝に起きて、St. Louisで滞在したアパートを掃除、荷物のパッキング。
1pmの飛行機に乗ってNYCに戻る。
隣の男性が、座る前に席をワイプしていたのが印象的。
私は、手を頻繁に洗った以外は特に何も防護対策をせずに
飛行機に乗り込み、到着後はタクシーで帰宅。
LaGuardia空港から家まで、道はガラガラであった。
家に着くと、服は即洗濯機へ、私は即シャワーを妻から指示される。
妻は、割と早い段階で備蓄を進めていてくれた。
私とは危機の認識度が何倍も違った。

3月15日(日)
私はこの日からこれを書いている3月21日(土)まで
ゴミ出しに出た以外は家に閉じこもっている。

3月16日(月)
この日から娘の学校は一応2週間の封鎖。
2週間分の課題が渡されてあり、毎日、ネット越しで
担任の先生から指示がだされる。
体育の課題で、YouTubeにある、フィットネスのビデオをみながら
スクワット中心の運動を娘と一緒に行った。
20分ほどの内容だが、汗だくになった。
この日から、毎晩、私は、楽曲作りに勤しむようになっている。
娘が生まれたのもあったり、演奏ツアーの仕事が増えたり、
あと、自分の創作活動の壁にぶつかった感じもあり、
ここ7、8年何も曲を書かない時間が続いた。
ただ、昨年の夏頃から、楽曲のいい悪いは自分では判断しないで、
とりあえず、断片だけでも作ってみる作業をしてみている。
昨年夏のSundance Theater Labに滞在中、毎朝、旋律の断片の
音楽日記をつけていたのだが、その中から自分で面白そうなものを
選んで肉付けをしていく作業を始めている。
この機会に何かしないといけない気分である。

3月17日(火)
Sleep No Moreのスタッフから失業保険手続きの情報メールが
来て、ざっと目を通す。NY州のサイトに行くものの、パンクしている
状況であった。NJ州のサイトもチェックしてみないといけない。
実際、多くの人が職を失っている。
変な感じだが、皆仕事がない状況は、逆に
変な安心感も覚える。自分だけではないのだ。

3月18日(水)
多くの国が鎖国状態に入った。
アメリカもメキシコやカナダの国境を封鎖している。
あの大統領は、公約通り、事実上の壁を作れたのかもしれない。。

知らぬまに娘(8歳)は、普通にトランプゲームができるように
なっていることに今更ながら驚かされる。
じじぬき、神経衰弱、大富豪、ドボンなどに興じる。
負けると泣く姿を見ると、小さい頃、自分もそうだったなぁと。

3月19日(木)
YouTubeは、フィットネスビデオをはじめ、
料理ビデオからなんでも揃っているのは
今に始まったわけではないが、
この日は折り紙ビデオをチェック。
こういうものが作れた。

3月20日(金)
FacebookやらInstagramを覗くと、知り合いのミュージシャンが、
オンラインレッスンを始めたり、携帯ビデオ越しに
演奏している姿が溢れている。ただし、ハリーコニックJr.が、
レッスンする広告を見て、これは、私がやったところで
とくに収入にはつながらない感じを覚えてしまった。
それならば、これも全く収入にはつながらない、自分のための
曲作りをした方がいいのでは、という気になっている。
どこか1998年にNYに移住した時の気分だ。
あの時も、何も仕事のあてのないまま、
ひたすら部屋で曲作りをしていたものだ。

3月21日(土)
妻は実にこの危機をしかと受け止め、
こまめにAmazon Primeなど配達状況を調べ、
食料の在庫補充に勤めている。
NY 州NJ州は、多くの業種停止命令が出た。
音楽業などは、所詮、平和で国が豊かでないと
成り立たない業種だと実感する。
音楽の力で平和を!とかとても言えない。
(そして個人レベルだと、私は妻がいないと
何も機能しない人間だと思い知らされる。)

とりあえず、無事に1週間やり過ごした。
もうすでに、娘の学校は、当初の2週間休校が、
無期限延長に決まった。長期戦である。
なにしろNY州のコロナウイルス感染者が、1万人を超えているのだ。
全国民が自宅に閉じこもって被害拡大を防ぐしかないのは
理解できる。
来週は感染規模がよりひどい事態になっていくのではないかと
不安である。

今、思うのは、この状況、例えば、
シリアの内戦下にいる人と比べたら、まだぜんぜん恵まれている状況。
太平洋戦争当時の日本人と比べてたら、何百倍も恵まれている状況かと。
なにしろ、娘も妻も元気だ。私も、YouTubeを見ながら
スクワットで体を鍛えようと思う。

2020年3月21日土曜日

Dreaming Zenzile at The Rep , St. Louis 延期

Somiのオリジナルミュージカル『Dreaming Zenzile』の
初めての公演がミズーリ州St. LouisのThe Repertory Theater で
3月20日(金)からオープンする予定であった。
2月の最後の週からSt. Louis入りして、リハーサルに入っていた。

キャストメンバーと
ところが、あの目に見えないやっかいなウイルスのせいで
NBAはキャンセルになるは、SXSWはキャンセルになるは、
ブロードウェイはキャンセルになるは、あげくに
私の長年勤めていた、Sleep No Moreも公演中止になるは。。。

ミズーリ州もそのあおりを受けて、3月13日(金)に、
『Dreaming Zenzile』の7月に延期が決定し、
私は14日(土)に飛行機でNJ州の我が家へ舞い戻った次第。

帰宅して1週間、米国のウイルス感染の事態は深刻さを増している感じで、
(もっともすでに外出はしていないのだが)、外出禁止令が
州から命じられて、しばらく何もできない状況が続くかと思われ。

とりあえず無事にやり過ごしてはいますが、さてどうなりますやら。
3月は、オウムサリン事件や、福島の津波等、悲惨な事件の記憶がありますが、
今回のこのコロナ騒動は、さらに上を行くかもしれない歴史的瞬間を
今、生きているという認識でおります。

2020年2月7日金曜日

2020年開始

あけましておめでとうございます!


1月16日から24日まで、Laurin Taleseさんのバンドで
Capital Jazz Super Cruise という豪華客船で演奏する仕事をした。
クルーズの仕事自体初めての経験であったが、
4000人が乗った巨大な船の旅は、実に刺激的であった。

遊園プールからショッピングモールからレストラン、ジムまで
搭載された船上で、毎晩、3箇所に分かれたコンサート会場で、
音楽ライヴやコメディーショー、ダンスなどが繰り広げられていた。
(フロリダからSt.Maarten, St.Lucia, St. Thomasに立ち寄って、フロリダに
戻る旅程)

他に出演したミュージシャンは、90パーセントは、
R&B, ソウル系で、毎晩、新鮮に音楽を楽しむ事ができた。
(なによりこの船に乗っていた人4000人のうち、3900人は
黒人だったのではないかと思われるほどで、
日本人にいたっては、3、4人しかいなかったのではないかと
思われる。)

3日目、4日目、天候が荒れて、一日中船が揺れて、
少々、不安な気持ちになった事もあったが、総じて
贅沢な時間を過ごせた事に感謝。

Laurin Taleseバンドは、Lalah Hathawayの前座を務め、いい感じであった。
(Lalah Hathaway、素敵ですね。。。)

以下、この船に乗っていたアーティストで、自分が
聞く事ができた方々を並べると、

Lalah Hathaway, Keith Sweat, Naturally 7, Deborah Cox , Bob James, Hiroshima, 
Rahsaan Patterson , Ken Ford, SWV, 
Mathew Whitaker, Moonchild, Alicia Olatuja, Omar, Carmen Rodgers & Zo!, Josh Milan,

 Isaiah Sharkey, Marqueal Jordan, Funkedfied,
Morris Day & The Time, Eric Roberson ,
and Fantasia.


(この他にも聞く事ができなかったものの、Wyclef Jean や Chris Bottiもいた。)
集合写真。



船上からのカリブ海の夕日。


フロリダに下船後、そのまま、Utah州のSundance Film Festivalに行き、
Somiのイヴェントで、演奏した。


1月は、カリブの海からユタ州の雪山を見る体験ができた
2020年の幕開け。

Salt Lake City

2019年12月26日木曜日

Cleopatra's Needle Closed

Cleopatra's Needle。

自分のNYでの音楽家としての足がかりをつけてくれた場所。
レストランであり、スポーツバーでもあり、ジャズライヴや
ジャムセッションが行われているという、冷静に考えると
変わった店ではあった。

1998年夏に、ボストンの留学生活を終えて、
NYの荒海に無謀にも飛び込んだ自分は、Cleopatra's Needleという
Upper West Sideにあったレストラン/ジャズクラブの毎晩繰り広げられていた
ジャムセッションに毎晩のように参加することで活路を見出すしかなかったのだ。
(当時、Cleopatra's Needleは、どこよりもジャムセッションがハプニングしていた。)
この場所で聞いた、Manny Duran, Philip Harper, Eric Lewisなどの音の記憶は
自分のとっての一生の糧になっている。

数年して店主から、毎週日曜のジャムセッションのホスト業を任された当時、
自分は、最高の仕事を得たと思ったものだ。
(ギャラは非常に安いものであったが、お金ではなかった。)
1時間の自分のトリオのショーをしてから、ジャムセッションのきりもりを
することにやりがいがあった。
日本人のミュージシャンも多くセッションに集まってくれて、
セッション後、彼らと深夜まで近くのダイナーでパンケーキを食べながら
くだらない話をしあうのが他にかえられない楽しみであった。
ここで出会った様々なミュージシャンから、色々な仕事の機会をいただいた。
NYで音楽家として行きていく基盤をこの場所で作れたのだと思う。


しかしながら、徐々に徐々に、自分はすり減っていったのだと思う。
店主とも意見の相違でぶつかることも増え、2010年の半ばに
首を告げられた。正直、安堵感があった。あのままでは、音楽自体が
嫌になってしまっていたかもしれなかった。
なんだかんだ10年くらい続いたセッションであった。

(今も、ジャムセッションというものに、体が拒否反応を起こしてしまう。
おそらく一生分、ジャムセッションをしたからだと思う。)


それ以来、あの店に足を運ぶ事はなかった。
私の仕事環境も変わった。子供も8歳になった。
あの店の事は遠い記憶に消えていた。


一昨日、突然、Cleopatra's Needle閉店のニュースを聞いた。
30年くらい続いた店だったらしい。
閉店の理由は私はよく知るよしもない。

Facebook上で、ミュージシャン達が、けちょんけちょんに
あの場所や店主の事を非難しているのも見た。

もちろん彼らのいう事はもっともなのだけれど、
自分には、あの場所があったから今の自分があると思っているので、
店主にはありがとう、お疲れ様でしたと伝えたい気持ちでいっぱいだ。
(もっとも、彼の連絡先はもう持っていないのだが。(笑))

2019年11月8日金曜日

回復

事故から1ヶ月半が過ぎ、むち打ち症から解放されました。
痛みなくピアノが弾けるようになった事に安堵しております。
車に乗った時になんともいえない恐怖感はまだ残っておりますが。。。


10月半ばに、Somi Tourで、オーストリアのザルツブルグとパリ郊外の町
Bussy-Saint-Georgesに、10月の後半に、初めての共演でしたが、
VocalのAbigail Rockwellの仕事でオレゴン州のポートランドに行きました。

(ザルツブルグは、モーツァルトの生まれた街、映画 The Sound of Musicのロケ地という
二つの看板で、観光客で溢れていましたが、実に綺麗な街でした。パリはあいにくの雨
でしたが、一応エッフェル塔と凱旋門を拝んでこれました。)
ホーエンザルツブルク城

モーツァルトの生家
コンサート後

雨のパリその1

雨のパリその2

Abigail, Ron & Myself

Sunset at Portland

2019年10月13日日曜日

事故とむち打ち症

9月の18日から22日まで、
Somiのツアーで、クロアチアとドイツで公演をしました。



帰国の日、フランクフルト空港に向かう途中で、
乗っていた車が、前の車に追突事故を起こしました。
(ドイツ時間9月23日の朝8時30分頃)


ベースのKeithとドラムのAnwarと3人でこの車に
乗り合わせていました。
私は最後列の椅子で寝ていたのですが、バーンという音と
体がシートベルトに強く締め付けられる衝撃に起こされました。


高速道路上だったとはいえ、この時は渋滞中で、
おそらく現地の運転手は、注意不足で、前の車が止まっていることに
対応が遅れて突っ込んだと思われます。
ドライバーは動揺していました。
車のエンジンはかかりませんでした。

我々バンドメンバー3人とも、幸いシートベルトをしていました。
Keithは左の脛から出血がありました。
Anwarは、左の一番上の肋骨に痛みを訴えていました。
私は、左の脛を打撲したあげく、左の肩から腕にかけて
なんともいえない筋肉の張りを覚えていました。

ドライバーは、タクシーを呼んで我々を空港に送り届けようとしました。
我々は、タクシーではなく、救急車を呼んでくれるように頼みました。
ドライバーは、責任を逃れようという感じを見せたので、
腹立たしい思いでした。英語があまり話せない方であったこともあるのですが、
我々の怪我の状態を聞くこともなく、謝罪もなかったように思います。

10分−15分ほどして、警察が来て、事故レポート作成後、
我々バンドメンバーは救急車で近くの病院へ運ばれました。
この時点で、私は、くびから両肩に強い張りを覚えていました。

病院で、X線、心電図、超音波検査をしてもらい、
皆、幸いにも深刻な損傷は認められず、
私は、いわゆるむち打ち症と診断されました。
痛み止めの薬をもらって
退院となりました。

我々を診てくれた医者は、シリア出身の方で
戦禍を逃れてドイツで医者をされている事に、色々計り知れない
ご苦労があった事を想像してしまった。彼は、我々の状況を察したか、
外国人で旅行者保険も持ち合わせていないのに関わらず、
治療費も大幅に免除していただき感謝しきれません。

(アメリカの高額医療費の異常さはよく語られるが、仮に、
外国人で、保険もなく、アメリカで怪我をして、救急車の乗って
病院に行き、今回我々が受けた診察を受けた場合の費用は、
最低で$5000、$6000はかかるかと思うのですが、
私の最終請求額はおよそ$110。怪我をするならドイツで、、違うか。)

幸いなことに、この日に乗ろうとしていたNY便が、
理由は知らないのですが遅延便となり、
無料で、翌日の飛行機に乗る事ができたのです。
この日は、空港近くにホテルをとり休息して
翌日、無事帰宅しました。

私は、左側の肩の張りはすぐにとれたのですが、
右側の肩から腕にかけて張りが残りました。

3日の休養後、初めての演奏の仕事がSleep No Moreでありました。
家で軽くピアノを弾いた感じは、さほど問題は感じなかったのですが、
いざ仕事場で弾いた時に、右手が、思うように動かず、
焦りました。肩から指にかけての筋肉の繋がりがずれてしまったかのように
感じられました。脳からの司令が指まで到達するのに多少の遅れを感じました。

この事を会場のホスト役をしている役者さんに話すと、
Sleep No Moreでは、劇場で雇っている
理学療法士(Physical Therapist, PT)がいると教えられました。
Sleep No Moreは、かなり身体的に負担のかかる踊りを求められる
舞台であるので、怪我も多いらしく、そうした役者対象に治療をしているとのこと。
予約に空きがある場合、私も診てもらえるかもしれないから
打診するようにアドバイスをいただきました。

かれこれ8年くらい、この劇場で演奏してきているのですが、
このようなサービスがあることを知りませんでした。
翌日に診療を受けることができ、ありがたい限りです。

筋肉がかなり硬直してしまっているようで、
右肩から右腕にかけてマッサージを受け、
ストレッチの方法など教授されました。
時間とともに回復すると言われ、安心を得ました。

事故から3週間ほど経ちました。仕事もこなしています。
日毎に筋肉の張りは取れているように思います。
右手の感覚もだいぶ事故前の感覚に近づいてきたかと。
ただし、日によって、寝不足や体の冷えなどがあると、
やたら肩こりや腕の重さを覚えたり、指に少し痺れを覚えたりします。
なかなか気は抜けません。

(Keith やAnwarはこういうむち打ち症にはならなかったようでよかったなと。
自分ひとり回復が遅れているのは、年のせいもあるかと。。。。)

もし、シートベルトをしていなかったらもっとひどい事態になっていただろうし、
今回むちうちで済み、まだ音楽もできる事に感謝して、
無理をせずに気長に回復を目指していこうと思っています。

事故が起きて一週間して、精神的なショックがそうさせたのか、
今回の状況について、詩として書きたくなって、Facebook上にアップしました。
ここにも記録として残します。ツアー中、Hip-Hop Evolutionというヒップホップの
歴史を紹介するドキュメンタリーを見た影響が感じられます。


『Always Seatbelt』

(Chorus 1)

Yo, I got a car accident 
somewhere in Germany.

Dont worry, honey.
just wannna play some hip harmony.

Yo, I got an incident 
somewhere in Germany

Could have been way worse 
The life is better than any money.

( Verse 1)
It was Monday morning.
The last day of Somis tour.
Sat on a back seat 
leaning my head on its back door.
Just yawning not sense any warning.

Boom woke me up with pain on my left shin. 
Boom left my neck and shoulders so tight.
Boom wrecked the car front and killed engine.
The driver was fine but two other band members and I were not alright.

(Chorus 2)
We were taken to emergency room
Somewhere in Germany 

I am ok, I assume.
just wannna play some hip harmony.

We were taken to emergency room
Somewhere in Germany 

Could have been way worse.
The life is better than any money

(Verse 2)
They did EKG , ultrasound and X-ray.
I got an hyperextended shoulder.
(Whip, Whip, Whiplash.)
But we all got no structural damage , the doc said.
(Seatbelts saves us)
We missed the flight , stayed an extra night and came home next day.

A week passed and my left hand side 
is fine but not right is still not 100%.
I wen to see PT and she gave me her 2 cents.( more than 2 cents)
Hot bath, stretching  and a little bit of patience. 
I am just a banged up patient.

( Chorus 3)
Yo, I got a car accident 
somewhere in Germany.

Dont worry, honey.
just wannna play some hip harmony.

Yo, I got an incident 
somewhere in Germany

Could have been way worse 
The life is better than any money.

2019年9月2日月曜日

2019年夏

この数年、ただ仕事をこなすことで、月日が流れすぎていく
感じが続いています。
何かこう、自分のための作品作りとか、できず仕舞いで、
自分は一体何をしたかったのか、よくわからない感じに
なってしまって、しかし、仕事の忙しさに甘えて、やり過ごすといいますか、
まぁ、とりあえず、生きてるじゃん、家族も元気だし、いいっかみたいな
感じで2019年も終盤に入ってきてます。

8月は、仕事で、カリブの島、マルチニク、
ペンシルヴァニア州都、ハリスバーグ、
そして、カナダ国境近くのナイアガラの滝に行く機会がありました。

Martinique

Harrisburg, PA

Niagara Falls

それにしてもここ最近のニュース、
アメリカで頻発する銃乱射事件、移民排斥運動、
ブラジルのアマゾン火災、英国のEU離脱、
香港のデモと弾圧、韓国と日本の関係悪化、中国とアメリカの貿易戦争、
イラン問題、イエメン内戦とサウジアラビアの介入、北朝鮮、イスラエル対パレスチナ、
地球温暖化、等々、色々ありますが、全ては、
今、アメリカの大統領をしている人が辞めれば、
すべてうまく問題解決するのではないかと思っているのですが。
そんな単純ではないのかもしれませんが、
ヒトラー下のドイツと比べるのはどうかわかりませんが、
とにかく、歴史的にも、今、面白い時代に生きている感じがあります。
とりあえず、以上。

2019年8月5日月曜日

Sundance Theater Lab 2019

Sundance Resort 頂上からの景色

俳優ロバートレッドフォード達が、
設立した財団 Sundance Labが、毎夏、期間をわけて、
ユタ州のPark Cityに、
映画製作者や、演劇製作者を招待し、
寝食を共にしながら、創作活動を援助している。
英語で、これをWorkshopと呼んでいる。

7月8日から28日の3週間は、演劇のWorkshopがあり、
今年は、Somiの製作中のミュージカルDreaming Zenzileが、
招待され、私も一員として山小屋で時間を過ごした。
今回は、南アフリカの歌手が4人加わり、
ギターで音楽監督のHerve Sambと初対面の
パーカッションのFarai Maliangaが参加した。
Dreaming Zenzile Team


今回のWorkshopには、我々の他に、
7グループが招待されており、
(パレスチナ人グループもいた)
彼らと、食堂で1日3度の飯を囲みつつ、
それぞれがそれぞれの作品に磨きをかける
時間を過ごした。

最終週に、発表会が1日、1から2公演行われ、
皆で鑑賞し、講評した。
Dreaming Zenzileの発表会は、滞在最終日前日に予定され、
それまで、日曜以外、毎日朝から夕方まで
リハーサルを行った。

きついといえばきつかったが、
長年活動を共にいしてきたメンバーとのWorkshopは、
実りの多いものとなった。
南アフリカのシンガーは、Broadway Musical Lion Kingで
歌っていたような方も2人いて、
歌唱力、ハーモニー力抜群、
芯からの歌好きというか、
時間があれば常に歌っているような方達で、
心が清められる感じがあった。

今回集まった人たちは、自分が知らなかっただけで、
作家、舞台監督、俳優諸々、才能ある方達ばかりがいて、
刺激を受けないわけにはいかなかった。
参加者全員集合

さらに、このユタ州の自然も美しさに
毎日圧倒された3週間であった。
標高2000メートル。
高山病になるかと思ったが、
3日もすると体も慣れ、
休日には、ハイキングや人生初の馬乗りも体験できた。
アメリカには、美しい場所があるものです。

私、緑Tシャツにヘルメット





2019年6月15日土曜日

Somi's New Recording

From left, Herve Samb, Michael Olatuja, Keith Witty, Somi, Cobhams Asuquo, Nate Smith and myself.

5月末から6月上旬にかけて、Somiの新しいレコーディングに
参加しました。今回は、演奏の他に、
ホーンのアレンジの一部と、ストリングスアレンジ全般を任され、
譜面作りに久しぶりに徹夜作業をして、その後の
体力の消耗ぶりにもう無理があまりきかない年齢になっていることを
自覚した次第。
今作は、Somiの製作中のMiriam Makebaの人生を描いたミュージカル
『Dreaming Zenzile』のプロモーション的なアルバムになりつつも、
ひとつの作品として、Miriam Makebaへのトリビュートアルバムの形に
なっています。
Somiの前々作の『Lagos Music Salon』をプロデュースした
ナイジェリアのCobhams Asuquoを再びプロデューサーに迎え、
雑な言い方ですが、アフリカ色の強い内容になったかと思います。
いい作品になる予感がしてます。
Strings Recording



Quarantine Week 3

アメリカのCovid- 19 感染者数は、4月4日現在、 310990人(先週は12万人)、死者8438人(先週は2193人)。 NY州は、感染者数が113833人、死者3565人で、全米で一位。 私の住むNew Jersey州は感染者数が34124人、死者846人で全...