2017年6月17日土曜日

5月、6月

・NYにDan Furmanというピアニストがいるのだが、
彼から彼の創作ミュージカルの
公開朗読ショーの音楽監督を頼まれた。

彼の3作目のミュージカルらしいのだが、
『The Proust Virus』というタイトルの作品で、
コンピューターのロールプレイングゲームのキャラクターと
現実の世界が入り乱れ、さらにフランスの作家プルーストの
『失われた時を求めて』のテーマも描かれたような、
壮大なストーリーであった。
音楽も、20世紀前半のロシアの作曲家が
書いたようなスコアで、正直てこずった。
全部で22曲の歌があり、それを10人の役者に
1週間のリハーサルで指導し、人前で発表するという仕事であった。
2時間弱のショー。
台本を追い、譜面を追い、時に役者に指揮をし、
ピアノを弾き、ベースとドラムにもキューを出す、
久しぶりに、ステージ上で瞳孔も毛穴も開きっぱなしの体験をした。
時に、このようなチャレンジが私には必要なのだと思う。
リハーサルの風景

・もうここ最近、タクシーは、スマホで呼べるUberや Lyftを使うようになって
久しいのだが、先日、早朝の飛行機にのるために、家からLyftを使おうと思ったのだが、
深夜や早朝は普段よりだいぶ割高になっていて、しかも、15分待ちとの表示が
出ていたので、ひょっとしたら普通のタクシー会社の方が安かったりするのかと思い、
電話してみた。
 オペレーターの人に、自分の住所を伝えるのだが、おそらく自分の発音が悪いのだと
思うが、なかなか伝わらない。通りの名前のスペルをひとつづつ伝えるのだが、
正確に伝わるのにえらく時間がかかった。7、8分待ったあげく、車が来る。
空港に行く時は、メーターの料金ではなく、固定金額でチャージすると言われ、
クレジットカードでの支払いを伝えると、運転手は、それじゃ、最初に清算させてもらうからといい、無線で、私のクレジットカード番号をオペレーターに告げる。
しかし、無線の調子がよくないのか、なかなかオペレーターに番号が伝わらない。
運転手は、30台くらいの人であったが、クレジットカードの文字も小さく、なによりまだ早朝であたりが暗いこともあり、車内の明かりだけだと読みづらいのもあって
有効期限を読み取るのも一苦労していた。こんな調子で、3、4分、すったもんだした。
 ようやく出発したと思った矢先、無線がはいり、クレジットカード情報が違うようで、
チャージされないから、もう一度、番号を教えてくれときた。運転中なので、
私が、番号をよみあげ、それを運転手が無線マイク片手に繰り返しオペレーターに伝えた。ようやくカード情報が正確に伝わり料金がチャージされた。(先に確認するべきだったのだが、料金もLyftより高かった事に本当に呆れてしまった。。)

 この一通りの過程を経て、もうこの手のタクシーは、完全に時代遅れになったのだなぁと痛感した。もうこの日を最後に、私は、いわゆるローカルタクシーを使う事はない
と思った。

 自分のいるアートのフィールドにつなげるのが相応しいものかどうかわからないが、
時代の波を知らないと、置いていかれる怖さを感じた次第。
(時代を超えていいものは残って行くのがアートなのかもしれないのですが。) 


・アメリカは昨年の選挙戦からずっと毎日トランプのニュースばかりで、
気が本当に滅入るのですが、最近になって、いよいよ捜査の手が伸びて
彼を追い詰めようとする動きが出て来て、ちょっと目が離せません。
(彼は、今年いっぱいで辞任するのかどうか。。。)