2016年12月21日水曜日

今年も大詰め

2016年もいつのまに大詰め。
日々バタバタと仕事した一年だったように思う。
ありがたいことです。

今年のハイライト。

Laurin Taleseに出会った事。(彼女のCD”Gorgeous Chaos"、
P-Vine Recordsから日本盤が12月に発売されたようです。素晴らしい歌手です。)

Nicole Henryに出会った事。

Nicoleは、Taylor Swiftのピアニストが音楽監督していた事。
Laurinは、Adeleのピアニストが音楽監督していた事。
ここが強調したいところでした。(笑)

TiAに出会った事。

生まれ育ちが日本でここまで英語の歌を歌える人は
初めてだったかもしれない。J-Popものを演奏したのも
楽しかった。若い人の才能に希望を見る思い。

ミュージカル

Imani Uzuriさんのオリジナルミュージカルの7月の
2週間にわたるユージンオニールシアターの合宿は、
思い出深いものでした。啓発されて、私は、
ミュージカルを観に行く事も増えました。

Somiもひとりミュージカルプロジェクトを始めていて、
なんだか演劇界の人とも知り合いができたのも
ここ最近の私の世界を広げてもらえた思いです。



最低な人間に思える人物がアメリカの新大統領に選ばれてしまい
(本当に憂鬱です。)
2017年はどうなるのかひやひやしてますが、
個人的には楽しみではあります。


今現在、アレンジの仕事が重なって舞い込んで、
今年の冬は、書き物に奮闘することになりそう。
(興奮してます。)

来年3月からはSomiのツアーがかなり密に入ってまして、
ひょっとすると、いよいよ日本公演が決まるかもしれません。
(非常に楽しみ。)

娘さくらもいつのまにかピアノを弾くようになっていて、
少なくとも自分が5歳の頃より上手いと思います。
(どうなるのだ?)

というわけで、よいお年をお迎えください。

2016年11月16日水曜日

アメリカ大統領選2016

信じられない事って、たまにあるものですが、
てっきりアメリカ史上初の女性大統領が誕生すると思っていたら、
なんと、政治経験の何もない人種差別主義者が
大統領に選ばれるとは夢にも思っていませんでした。

彼が嫌いなものを公に中傷、侮辱し続けたキャンペーン、
(メキシコ移民、イスラム教徒、女性全般、身体障害者等)
クリントン候補との公開討論会でも3連敗したのにもかかわらず、
アメリカ国民は、『自分はスターだから、女性の股間をいつでもつかめる』と
豪語したこの70歳のエロ爺さんを選んだことに、
私は、ひどく憂鬱になりました。

今日のニュースでは、閣僚参謀に、
超白人至上主義者が選ばれたのを見て、
吐き気を覚えました。


アメリカという国はそもそもが、
そういう国なのだと言ってしまえばそれまでなのですが、
進歩的な潮流に乗ったオバマ大統領の8年が
一気に過去のものにされそうで、
なんとも暗い気持ちになります。

なんとも皮肉的なのですが、
選挙日の1週間前に、ピアノのAaron Goldbergが
企画した、A Jazz for American's Futureという
クリントンを応援するコンサートイベント
Somiバンドで出演したのだ。
そんな時に限って、自分の支持する人が負けてしまうとは。。。


とりあえず、仕事をするミュージシャン、役者関係者一様に
沈んでいるのを見て、自分もどんどん暗い気分になったこの一週間。
とある黒人ミュージシャンが、
「黒人は、いつの時代もアメリカで、
ずーっとこういう気持ちで生きているんだよ。』
と自虐的というか本気で言っていたのが、笑えないところです。

2016年11月6日日曜日

10月

気づいたらもう11月だ。
10月は、初めて共演する方が多かった。

・Nicole Henry(ヴォーカル)@ Feinstein's 54 Below, NYC

日本のヴィーナスレコードからCDを出しているようですね。
素晴らしかった。彼女の音楽監督をしているのが、David Cookという
ピアニスト。彼は、因みに、Taylor Swiftの音楽監督もしている。
Taylor Swiftの仕事が重なって、僕に代理の依頼が来た。
今年は、Adeleのピアニストにも会えたし、
そんなところで、嬉しくなる私です。
ちなみに、このショーで、サックスの
Grace Kellyとも初共演した。



・George Gee Big Band @Swing 46, NYC

Big Bandの仕事をしたのはいつ以来だろう。
このバンドの音楽監督に、Sleep No Moreの仕事で知り合い、
お声がかかった。リハなしの初見での演奏で、
久しぶりに変な汗をかいた。バリバリのスイングバンドであった。
(かつて広瀬未来君もよく演奏していたらしい。)
George Geeという方、謎めいていて興味深い。
また呼ばれたら嬉しい。


・John Lumpkin Mini Tour

John LamkinというドラムとかつてCDも作り、日本にも一緒に行ったりしたが、
アメリカには John Lumpkinというドラムもフロリダ州にいて、
どういう巡り合わせか、知り合いなのだ。
彼から久しぶりに仕事の依頼がきて、マンハッタンで2本、
TannersvilleというNY州の街で2本トリオで演奏した。
この時のベーシスト、Adam Cote、初共演したが、とても素晴らしかった。



2016年9月23日金曜日

Somi Recording, Tour & Laurin Talese Tour

9月の2週目にSomiの新しいアルバムのレコーディングセッション。
これで私、彼女のアルバムに通算5枚目の参加になる。
いい作品になってほしい。

Somiレコーディング風景
9月11日から14日まで、フィラデルフィア在住の
Laurin Taleseのミニツアーに参加。
Amos Leeというシンガーの前座として、
フィラデルフィア、DC、リッチモンドのコンサートホールで
演奏した。
When I Fall In Love, Cry Me A Riverなど、いわゆるスタンダード曲を
特に凝ったアレンジもなく、普通に歌って、観客がスタンディングオベーションする
歌手というのは、実際あまりいない気がしているのだが、
Laurinはそれができる歌手で、私は、ピアノを弾いていて、
幸せな気分になる。これからももっと演奏できる機会があれば嬉しい。

Laurin Talese Tour
9月16日と17日はSomiのツアー。
16日にChicago。ここで、バークリー音楽院卒業以来、
およそ18年ぶりに学友二人が、ライヴに来てくれた。

私、学生時代の記念に"Melancholy Cats"というCDを作ったのだが、
その時のバンドのリズム隊なのだ。彼ら二人とも、学校卒業後、
シカゴに移住し、しかし、現在は、あまり音楽活動はしていないという。
ライヴ後、彼らと話をする機会を持った。

写真左のJimは、学生時代、引っ張りだこのベーシストだったが、
(ドラムのアントニオサンチェスの卒業記念ライヴのベースが彼。)
彼は、アメリカ中西部ウィスコンシン州出身で、
ボストンという街、東海岸の殺伐とした雰囲気に馴染めなかったそうで、
しかも在学中、バンドでツアーなどしても、
まるで音楽家として生活していくことに
憧れを感じていなかったそうだ。
現在は、建築系の会社の重役として、3人の子供を育てている。
写真右のオランダ出身のMarcも、学生時代、人気のあったドラマーだったが、
卒業後、ビザの都合でオランダに戻ったり、アメリカに戻ってからも
さほど音楽の仕事に恵まれずといった感じになり、現在は
コンピューター系の会社に勤め、二人の子持ち。

二人とも、私が、いまだに音楽で生活していることを
喜んでくれて、なんだか、私も複雑な心境であった。
学生時代、英語もままならず、アメリカ国のこともよく知らず、
ただピアノが上手くなりたい、ということだけでいた自分と
違う視点で学生生活を送っていたのだ、ということを知り、
違う道のりを歩んできた彼らと18年ぶりに出会えて語り合えたこと、
忘れられない日になった。

翌日は、カリフォルニア、モンタレージャズフェスティバル。

イケイケな感じのミュージシャンが勢ぞろいしている感じで、
昨晩の感慨深かったシカゴとは全く違う日になった。
Somiバンドも近年で最高の演奏ができたような気がした。


2016年8月18日木曜日

Makeba, Jazz, Follies, Japanese Trad & J-Pop

8月8日から13日。
NYは熱波に見舞われた。その中、
私は、いわゆるJazzもの(Sleep No More)、
いわゆるR&B, Hip Hopもの(Folliesと題する
Sleep No Moreの役者さんが行う寸劇ショー)、

いわゆる日本の伝統音楽もの(三味線と琴と歌のSumie Kanekoさんとデュオ)
いわゆるJ-Popもの(TiAさんと初共演)


そしてアフリカと演劇もの(SomiのDreaming Zenzileと題するMiriam Makebaの生涯をテーマにした音楽劇のワークショップ)

に関わった。
四十にして惑わずというが、私の音楽人生は、
ごった煮の最中にいる気がする。
なんでもやりたい気持ちでいっぱいなのは確かだ。
一方で、自分は一体何がやりたいのかわからなくなっているのも確かだ。

Sochi

Somiバンドで8月5日(金)にロシアのSochi Jazz Festivalで演奏した。


この1日のために、2日くらいかけて移動し、2日くらいかけて帰宅した。
実際、ソチにいた時間よりも、飛行機で映画を見ていた時間の方が
長かったかもしれない。

(今回の飛行機上で寝ればいいもののついつい見てしまった映画リスト:
Somm: ワインについての映画。
Lincoln:スピルパーグの名作。以前、英語で見たものの全く理解できず諦めていたが、
今回、日本語吹き替え版があってみたところ、なんと素晴らしい映画かと堪能できた。
奴隷制を廃止したのが、トランプが所属する共和党だった事実。南北戦争についてもっと
学びたくなった。
Zootopia:意外に政治的で、アメリカ社会の風刺になっていたディズニー映画。
Big Lebowski:これも10数年前に見た時は、よく理解できなかったが、今回はこれほど面白い映画があるものかと思ってしまった。
Groundhog Day:初めて見れて嬉しかった。無条件に面白かった。
On The Town:Musicalの勉強。
High Society:Musicalの勉強。そういえば、この2作、シナトラが出ていた。
Game of Throneのいちエピソード。:この壮大なテレビドラマは、一つの話を見ても何もわからず。)

2014年に冬季オリンピックを開催した場所だけに、てっきり夏でも
肌寒いのかと思っていたが、滞在していた時は、真夏日。
(クーラーの効きがホテルも演奏会場も悪く、
暑かった。)
余裕で夏のオリンピックも開催できる街だと思った。
黒海ビーチのリゾートタウンといった風情であった。




観光地だけに、英語で事足りるかと思ったが、意外と
英語の話せないウエイターが多く、
食事の際、細かい注文をする際、
Google Translateで英語をロシア語に変換して、
それをウエイターに見せて、意思の疎通を図った。
もう少し、この翻訳ソフトが向上すれば、
英語を学ばなくてもよくなくなるのかもしれない。

そういえば、寿司屋に入ったのだが、
もちろんいわゆる普通の寿司もあったのだが、
ロシアスペシャルというか、クリームチーズが
入った寿司があって、寿司の国際化を実感した。
(細かいウナギとアボガドをクリームチーズで焼いたものを
軍艦に乗せるといったものがあったり。)



1時間ほど演奏して、すぐさま帰りの飛行機に乗って
帰宅するという、強行軍。
時差ぼけはまるでないのが救いか。。。
Liberty, Somi, Toru and Ben








2016年7月17日日曜日

National Musical Theater Conference

もう5年も前になるが、Imani Uzuriというシンガーソングライターから
オリジナルミュージカル”Girl Shakes Loose"のコラボレーションを頼まれ、
それ以来毎年1、2回、Workshopに参加してきた。
毎回、ブロードウェイに出演歴のある役者が参加してくれて、
質の高い作品に仕上がってきた。

Imani Uzuri

脚本家Zakiyyah Alexander


ブロードウェイ上演の通過点と言われる
National Musical Theater Conferenceに
今年、”Girl Shakes Loose"が招致されたのだ。
(毎年3作品が選ばれるらしい。)

というわけで、
車で2時間30分北上したところにある
コネチカット州のWaterford市にある
Eugene O'Neill Theater Centerに
6月28日から7月9日まで滞在した次第。


これが、なかなかタフな仕事であった。

4回公演。毎日7時間のリハーサル。
ベテラン劇作家やオーケストレーターによる、
厳しい批評。その度に、脚本家は台本を書きなおすは、
Imaniさんは曲を作り直すはで、
夜中中、私も楽譜作成を続け、
気がおかしくなるかと思う日があった。
滞在した場所は、海岸の近くで、
木々に囲まれたとても綺麗な環境であったのだが、
毎日、仕事仕事でストレスレベルも高く、
正直、早く家に帰りたいと思うほどであった。

滞在した場所

Eugene O'Neill Theater Centerの入り口

リハーサル中に、役者が感極まって泣いたり、
ハグして励ましあったり、
何か日本のどこかの高校か大学の演劇部夏の強制合宿のノリであった。
(2回目の公演の際、私、不覚にも
劇に入り込みすぎたか、疲労からなのか、
感情が抑えきれなくなり、
涙がこみ上げてきて、鼻水垂らしながら
ピアノを演奏するという経験もした。)

役者さん達


これだけやれば明らかに作品は見事に洗練され、
4回目の公演は、
スタンディングオベーションをいただいて、
まずは成功だったように思う。
来年の春には、ミネアポリスでの公演が決まっており
このGirl、ブロードウェイ上演に向かって進んでいるのは
間違いないと思っているのだが、さてどうなりますやら。


今回、指導をしてくださった、作曲家編曲家Michael Starobin氏との
出会いは貴重なものとなった。ミュージカルに疎かった私だが、
色々とミュージカルを見てみようという気にさせられた。

Michael Starobin


滞在中に、アメリカ国内で、黒人男性が警察に
処刑されたかのように銃殺される事件がミズーリ州、ミネソタ州で
2日連続で起き(両方とも、携帯電話のビデオで現場が撮影されていて
ネットで公開された。)、
その後、それに対するデモ中に、復習するかのように、
黒人が白人警察を5人殺害する
事件がダラスで起き、非常に荒れた週であった。

このGirl Shakes Looseは、脚本も黒人女性、作曲家も黒人女性、
役者も7人中6人が黒人。白人が圧倒的に多いミュージカル業界に
切り込みをかけているこのチームも、この一連の事件に心を痛めた。
私も、日本人ということで、このアメリカ社会では
なんとなくどこにも属さない浮遊した存在で入られることに
若干安堵しているところもあるのだが、
このアメリカ社会の闇の部分に、どう対応するべきなのか
いつも悩まされる。
銃が好きで、奴隷制の歴史があって、白人至上主義の文化があり、
2016年になっても未だに、頻繁に殺し合いをしてしまうアメリカ国で、
私はピアノを弾いて暮らしている事を、たまに、不思議に思う事もある。
実際は、生活する事でいっぱいいっぱいなのですけど。

(平気で人種差別的な発言を続けながらも共和党の新しい大統領候補になった
ドナルドトランプのような人が、この秋に当選でもすることになったら、
本当に嫌だなぁと思っています。)

2016年6月24日金曜日

Work Work Work Work Work

フロリダ州オーランドで起きた銃乱射事件などがあって
アメリカ社会の物騒さに動揺しつつも、
6月7日から19日まで12日間連続の、
計19本の仕事をこなした。
こういうことも滅多にないことと思い、
記念にこの12日間で共演した歌手の人と写真を撮った。

Julia Haltigan

Francesca Harper

Aimee Allen

Lily Ockwell

Chelsey Ng

Barrie McLain

Somi

Sophia Lamos

Susie Kaneko

Grace McLean

Robyn Anderson

Jane Irving

Lisa McQuade


Somi さんの仕事でボストンでのOn Cueというイヴェントに参加した際、
ギターのKevin Eubanksに出会ったりもした次第。

2016年5月31日火曜日

買い物ハイ

最近、奮発して、
最新のラップトップとNord Electro 5を買った。
ハモンドオルガン、エレピ、シンセの音源が
充実したキーボードである。
このキーボードに慣れたいがために、
ここ最近、キーボード持参のGigが楽しみになっている。
最近すっかり自分のための作品作りから遠ざかってしまっているが、
これを使って何か自分の作品を作るきっかけにしたい。
今回の日記、新しいラップトップによる初更新。

写真:Nord Electro 5を喜び勇んで演奏する私

5/25 Akemi@Lanza's

5/21 Laurin Taleas @Philladelphia

2016年5月4日水曜日

4月13日から4月29日までの音楽活動

4月13日(水)Iyco & Kaka Furuha @ Black Bear, Brooklyn

右からダンサーのゴメさん、Iycoさん、冬樹さん、Tisavoさんに私。
 大阪を拠点に活動するジャパニーズアフリカンバンド Iyco & Kaka Furuha。
昨年、Somiバンドで、ジンバブエの音楽祭HIFAに行った際、彼らも
出演していた。その時頂いたCD『MOYO』がとてもよかった。
アフリカと日本が自然に融合された感じの楽曲群。
今回、彼らのNYとボストンで公演の際、NYのライヴにゲスト出演させて
いただいた。楽しかった。またコラボしましょう。

4月14日(木)&16日(土) National Young Arts @NYC


Imani Uzuri & High School Students at National Young Arts Workshop


アメリカの音楽や絵画等に秀でた高校生とそれぞれの分野のプロが会って
情報交換するという、いたってシンプルで素晴らしい事を実践している
National Young Artsという団体のワークショップに、Imani UzuriとSomiの
伴奏者として参加する機会を得た。ボーカルの生徒さん相手に、
それぞれ一時間のワークショップ。アメリカの優秀選抜高校生ということで、
それはそうなのだろうとは思ったが、皆、上手で驚いた。
数年後、ここからプロとして活躍する子達が沢山いるんだろうなと想像した。

4月22日(金)&23日(土)Somi @Apollo Theater, Harlem


右から、Vuyo, Somi, Jonathan, Nonhlanhla, Herve, Michael and Me.

Apollo Theaterでセルフィー。





Somiが台本構成しているMiriam Makeba の生涯を綴る音楽劇
”Dreaming Zenzile”の公演がApollo Theaterで 行われた。
Somiが南アフリカの歌姫Miriam Makebaに変身したかのような、
Somiの新境地に触れる体験であった。南アフリカ出身の二人の
バックコーラスも見事であった。
この公演の前日にPrinceが亡くなり、Apollo Theaterの入り口に
多くの人が集まってPrinceの曲をかけて踊っていたシーンがまた印象的であった。

 4月24日(日)Laurin Talese @ South, Philadelphia
Laurin Talese CD release Show @ South

with Eric Wortham

 
先月末に初めて出会ったLaurin Taleseのフィラデルフィアでの
レコ発ライヴに参加。彼女、自分がNHKのど自慢大会の審査員だったら
鐘を鳴らしまくりたくなるほど歌が上手だと思う。このくらい歌唱力が
ある人というのは、実際にはアメリカには多いのかもしれないけれど、
そういう人に共演させてもらえると、実に有り難い体験である。
この日、さらに、長年、彼女の音楽パートナーを務めていた、
Eric Worthamという ピアニストが特別ゲストで、彼女と数曲
デュオで演奏したのだが、聞いたら、彼は、ちょっと前まで、
Jill Scott、そして今は、Adeleのピアニストとして活躍されているとか。
(おそらく世界で最もRichなピアニストの一人に違いない。)
こういう人と知り合えたのも貴重な経験であった。

4月26日(火)−29日(金)Girl Shakes Loose @ NYC


Imani Uzuriさんの オリジナリミュージカル
『Girl Shakes Loose』(以前は、Girl Shakes Loose Her Skinというタイトルだったが、短縮した。)のワークショップが行われた。
5年越しで、私も音楽コラボレーターとして、
この劇制作に携わっているが、 今年は、夏に、ミュージカル界の
登竜門的なO'Neill Musical Conferenceに参加が決まり、来年には
ミネアポリスの劇場で公演が決まっている。いくいくは
ブロードウェイを目指すのだろうが、どういう風にこの劇が
育っていくのか楽しみである。

Somi @The Apollo Theater March 19. 2022

 3月19日(土)にSomiのアルバムリリースショーが the Apollo Theaterで行われました。 なにしろ、スペシャルゲストに憧れの ダイアンリーヴスが歌うと前々から知らされていて、 この日の演奏に備えて、とにかくCovidにはかからないようにとか、 ロシアから核爆弾...