2015年5月22日金曜日

SOMI Africa Tour 2015 その8 最後に

ヨハネスバーグ郊外

1)ジンバブエで、演奏後、現地の人から、
『You are Jet Li on the piano!!』
と言われた。

アジア系の人に、
ブルースリーとか、
ジャッキーチェンとか、
ジェットリーとか、呼ぶ人がいるもので、
典型的な彼らの固定観念の現れだとは思うが、
ジェットリーは、個人的に、嫌いではない。
有り難く、お褒めの言葉として、頂こう。

2)南アのヨハネスバーグで演奏後に、
熱狂的な、というかお酒がまわったというか、
お客さんから、こういうお言葉もいただいた。
 『この国の大統領に出馬するんだったら
あなたに絶対投票します。あなたを是非、
家族いっしょに、お城に住まわせてあげたいです!』
有り難いです。

3)ヨハネスバーグで、滞在していた近くの通りに、
お寿司屋があった。
ヨハネスバーグ郊外のレストラン街

ツアーも後半で、お米をほとんど食べない生活が続いていたのもあり、
さほど迷いもなく、飛び込んだ。
回転寿司になっていて、中国系の人が、
寿司を握っていた。ネタは、鮭とアボガドがメインで、
別注文で、マグロやらカニやらがメニューにあった。
鮭寿司、悪くなかったです。

Kiyota Sushi in Johanessburg, SA


ヨハネスバーグ空港にも、寿司バーがあり、
ベースのPanagiotisと食べたが、
ここも、鮭と、解凍したてのマグロが、出て来た。
マグロが若干、不安を煽る味がしたが、
特に問題はなかった
握っていたのは、はちまきをした黒人の方。
寿司は、国際的な食べ物なのである。


4)こんなところで、今回のアフリカツアー日記終了。
 テロやら、病気やら、アフリカツアーというと、
何かと不確定要素があって、危険な匂いがするのですが、
今回も、無事に、ツアーから戻ってこれて、幸せであります。

(危険といえば、南アのヨハネスバーグで、滞在したエリアの
家の壁には、一様に、高圧電線がはりめぐらされてあり、
おおいに、危険な香りがしましたが。)

(南アは、毎日どこかしこで、2時間程停電する。電力不足による
理由らしいが。停電中は、高圧電線も役目を果たせないだろうに。。)

こんなツアーを実現させてくれるSomiさんには
感謝感謝。

HIFA2105演奏後、Somiバンド集合写真


 ジンバブエのレストランにて。左から
Herve Somb, Panagiotis Andreou, John Davis & Toru Dodo


SOMI Africa Tour 2015 その7 アパルトヘイトMuseum

演奏が仕事なのだが、
演奏する場所が、あまりに
歴史的に複雑な問題があり、
それを展示している場所があるというので、
ヨハネスバーグにある、
アパルトヘイトMuseumに、演奏前の時間に
かけつけた。行かなくてはいけない気がした。


南アフリカ共和国のアパルトヘイト政策については、
知ってはいたが、実際、何も知らなかった。
このMuseumを見て、さらに、自分の無知を知った。
事は、金の発見にあり、ダイヤモンドの発見にあり、
それを誰が買い、誰が安く発掘できる、といった人類史の
資源を巡る戦いの話であり、人種の壁の話であり、
ネルソンマンデラの偉業があり、とまあ、
2時間弱の見学では、何も、わかるレべルには
至らなかったのですが。




アフリカは、相変わらず色々と考えさせられる場所だ。

2015年5月21日木曜日

SOMI Africa Tour 2015 その6 Cape Town

演奏が仕事なわけだが、
演奏する街の真ん中に、登ってくださいとばかりに
山があって、しかも、ケーブルカーで、登れる等と聞いては、
演奏前の時間に山に登らないわけにはいかなかった。



ジンバブエから南アフリカ共和国のCape Townに
到着して2日目、Table Mountain観光をした。

観光前夜、ホテルのフロントの人に、
Table Mountainについて聞いたところ、
風の強さと天候次第で、
ケーブルカーが運行されるかどうか、
その日にならないと分からない、と言われた。

翌朝、完璧な天気であった。
風は微量、快晴。
ケーブルカーは運行。


山自体は、1000mちょっとで、歩いて登れるコースもあるらしいが、
迷わず、ケーブルカーに乗り、ものの4、5分で山頂に。
(山頂が、平になっているので、テーブル山と名付けられたらしい。)


いやぁ、絶景とはまさにこの事かという。
しばし、言葉は出ずに、涙が出そうになる景色であった。
空の色、山の色、海の色。
大げさかもしれないが、この景色を見て以来、
私は、違う人間になった気がしている。


 ネルソンマンデラ氏が拘留されていた島、Roben Island
 右からHerve, Panagiotis, Somi & Myself


2015年5月20日水曜日

SOMI Africa Tour 2015 その5 Balkan


今回、Somi のアフリカツアーに参加したベーシストは、
ギリシャ出身の、Panagiotis Andreouという方。
(パナヨティス アンデゥローと発音する。)
ツアー数日前のリハで初めて会った方であるが、
初めて会ったとは思えない感じをさせる方であった。
話好きで、音楽好き。インド音楽にも精通していて、
かつ自国のバルカン音楽に傾倒している。
歌もうまく、ベースソロと合わせて、
 Somiのアフリカ系の音楽の上に、
バルカン風味を織り交ぜ、
ライヴで大受けであった。

HIFAの最終日、Salif Keitaのライヴ後、
打ち上げパーティーで、彼は、
イスラエル出身のDJとタッグを組み、
バルカン音楽をかけまくり、皆を盛り上げた。

 バルカン音楽、未知の世界である。
 7拍子、9拍子が当たり前、
チューニングも幅広い。
(ドとレの間が無限。ドのシャープは、その中のひとつでしかない、
みたいな世界。)

この打ち上げに、ジンバブエのギリシャ大使館の職員もいて、
かなりな高齢にもかかわらず、バルカン音楽にのって
踊りまくっていたのが印象的。

そもそも、音楽は静かに座ってじっと耳を傾けて聞く、
みたいなクラシック音楽鑑賞の教育で育った私は、
踊りに、臆病だ。
 
 とはいえ、日本を出ると、そこには、
音楽を聴いて、踊る人の方が多い現実があるわけで。
踊れたら楽しいですね、単純に。
私も頑張りたいところです。

Panagiotisさんとの出会いは、
自分の音楽世界を広げてくれた
今回のツアーの大きな収穫でありました。


(おまけ) ジンバブエのBook Cafeというローカルクラブでの
ひとこま。踊るんだなぁ。。。

SOMI Africa Tour 2015 その4 HIFA 2015

 Somi @ HIFA 2015



今年で15回目を迎えるというHIFA
(Harare International Festival of Arts)
音楽、舞踊、演劇から詩の朗読まで、
世界のアーティストが、ここに集結して、
6日間に渡る、一代フェスティバルであった。
アフリカ、といえば、時間の概念が、
日本人のそれと全く違うのが、当たり前だと思っていたが、
(ぶっちゃけアフリカは時間にルーズ)
 ここHIFAでは、夜7時に演奏開始とあれば、
本当に、夜7時に演奏開始されていた。
(アフリカらしからぬ正確さ。)

今回、日本から参加していたバンドがいた。
Iyco &Kaka Furaha とDJ Juri
NYでは、決してしないが、
ジンバブエだと、日本人かと思われる人には
声をかけてしまう私。(心細いんですもの。。)
ホテルのレストランで、おそらく、
Iycoバンド関係者と思われる人が
いたので、挨拶に。
この日、昼時に、彼らのライヴを聞きに行き、
夜は、Somiバンドのライヴに聞きにきていただいた。

 大阪を拠点に活動されているという、Iyco &Kaka Furaha
日本とアフリカを自然体で紡いでいるサウンドで、
素直に楽しめた。  
DJ Juriさんは、新宿を拠点に活動されているらしい。
太鼓がインパクトがあった。
これも何かの縁ということで、今後ともよろしくです!


 Iyco & Kaka Furaha


DJ Juri


彼らのライヴを聞いた際、
とあるジンバブエ日本人大使館職員の方にもお会いしたのだが、
なんでも、長年、海外暮らし、ジンバブエ赴任前は、
南スーダンにいたり、イスラエルにいたり、
世界のホットスポットを渡り歩いているとの事。
Iycoバンドの演奏中、現地の観客と、ダンスしたりして、
会場を盛り上げたりして、元気な日本人を見た


(『HeLa』という一人芝居を見に行った時のこと、
公演中どういうわけか、私のiPhoneの呼び鈴が鳴ったのであった。
海外で、WiFiも入っていない状況でも、
呼び鈴はなるのですね。。。しかも、切っても、
立て続けに呼び鈴が2、3回鳴ったもので、
周りのお客さんから、『おいおい、いい加減にしろよ!!
とお叱りを受けたりして、 
スイッチを切っていなかった私もいけないのですが、 
非常にこっぱずかしい思いをしました。
NYの番号だったので、何事かと、後から、スカイプで、
かけてみたのですが、相手先の人は、
『あ、ごめん、間違い電話です。』
と何事もなかったような対応。
こちらは、偉い目にあったのですが。。。)
   

このフェスティバルのトリは、
Salif Keita。


ライヴは初めてで、非常に興奮した。
5年前に、セネガルで、Yossou Ndourを聞いて、
今回、ジンバブエで、Salif Keita
(彼の出身国マリで聞けたらもっとよかったかもしれませんが。)
アフリカを制覇したような感じがした。
演奏後、SomiとベースのPanagiotisとともに、
楽屋に向かう。HIFAの総指揮者が、
来なさいと、誘ってくれて、
なんと、Salifと対面する機会に恵まれた。
日本人だと、伝えると、
昔、Ryuichi Sakamotoと仕事したよ、
等と応えてくれた。
このセルフィーは一生の宝物です。 

      

2015年5月19日火曜日

SOMI Africa Tour 2015 その3 ジンバブエ

NYCから直通14時間で、南アフリカ共和国のJohannesburgへ。
そこから1時間半かけて、ジンバブエの首都Harareへ。

南半球は、今が冬。
昼は、20度前後の気持ちのいい温度。
夜は10度弱になる割と、肌寒い気候。
標高1600mにあるこの街で、私は、
滞在6日間の間、ほぼ毎日、ホテルのジムで
高地トレーニングと意気込んで、走り込んだ。
まぁ、そんな事はどうでもいい。

2000年代に、超インフレが起こり、
とんでもない経済状況だったらしいが、
2009年に、アメリカドルを国の流通通貨にして、
経済を立て直したらしい。

ジンバブエの宿泊したホテルのレストランで、
食事後にもらったおつりの紙幣が、
焦げたような真っ黒なお札で、驚いたのだが、
どうやら、アメリカ合衆国で使い古した紙幣が、
この国で、使用されているらしい。

1987年から今にいたるまで、
ずっとムガベ大統領(今年91歳になる)が国を率いているらしいが、
強権で、政敵への弾圧、報道規制等、
色々と、モノを言うのに気をつけなくてはいけない、との事。


自分が出会った人の印象でしかないが、
警察官や空港職員から街を行く一般人の感じは、
全く悪くなかった。 どこか、おっとりとしていて、
話し声も静かだった。検閲を恐れてヒソヒソと話す癖がついているのかどうかは、
定かではないが。。。

超インフレ時代のジンバブエドルの写真をiPadで現地の方に見せてもらったものを撮影。

2015年5月13日水曜日

SOMI Africa Tour 2015 その2 ナイジェリア 

今回の旅程は、まずZimbabweの首都Harareで
行われている、今年で15回目のHIFA(Harare International Festival of Arts)
での演奏、
そして、NigeriaのLagosでの音楽Festivalでの演奏、
その後、南アフリカ共和国のCapeTown,Johannesburgでの
ジャズクラブでの演奏であった。

4月30日(木)HIFAでの演奏が終わった後に、
深刻な顔つきのSomiが、バンドメンバーに、
『ちょっと話があるので、ホテルロビーで15分後に待っていて。』と告げた。

なんとなく虫の知らせか、
ナイジェリア行きがなくなった、と思った。

というのは、今回、ナイジェリアのヴィザ取得が、
4回目ということもあるが、それにしても、
わりかし、スムーズに取れたのだ。
http://dodotoru.blogspot.com/2015/04/blog-post_18.html
(参照)

これまで、出発前日にヴィザ取得という事を繰り返していた
ナイジェリア行きが、今回の限っては、
出発1週間に取得できたのだ。
逆にこの事が、私に、不安を与えていたのである。
出発前に妻に、
『こんなにスムーズにヴィザ取得ができた、ということは、
 何か、変な事が起きるのではないだろうか。』
 と語ったのを覚えている。

案の定であった。

Somiによれば、ナイジェリアのフェスティヴァルの
資金不足で、Somi の出演を延期するという連絡が
今朝来たと。(予定では、翌日、我々は、
ナイジェリア入りであった。)

Somiの友人が、どこか、代わりに演奏できる場所があるか
どうか打診中ということだが、ここは、バンドメンバーに、
相談したいということだった。

私のナイジェリアの印象は、ぶっちゃけ、『荒い』という
ことしかない。空港の職員から何度となく金をせびられたり、
空港職員を装った、黄熱病カード提示詐欺師を目の当たりにしたり、
マシンガンを持った警護員に前後をガードされての移動があったり、
振り返ると、けっこう『荒い』事が多い。

何も確約されていない状況で、ナイジェリア入りするより、
Harareに残るか、South Africaに向かった方が賢明という
事でバンドメンバーとの意見が一致した。

飛行機を変更したり、宿を新たに取ったりという
多大なロスがSomiに押し付けられて、誠に気の毒であったが、
結果、HIFAの最終日5月3日(日)までHarareに滞在、
その後、5月4日、5日にJohannesburg、6日、7日が
Cape Townそして、8,9、10日がJohannesburgという
旅程になった。
ホテルから見たHarareの景色






SOMI Africa Tour 2015 その1

4月27日から5月10日まで、ほぼ2週間に渡る、
SomiのAfricaTourから、無事に帰宅いたしました。

色々ドラマがありましたが、
今回のアフリカの旅で、
またとない貴重な刺激を受けたように思います。

では、旅日記を綴ってみたいと思います。

機内から見たJohannesburg,SA