2016年9月23日金曜日

Somi Recording, Tour & Laurin Talese Tour

9月の2週目にSomiの新しいアルバムのレコーディングセッション。
これで私、彼女のアルバムに通算5枚目の参加になる。
いい作品になってほしい。

Somiレコーディング風景
9月11日から14日まで、フィラデルフィア在住の
Laurin Taleseのミニツアーに参加。
Amos Leeというシンガーの前座として、
フィラデルフィア、DC、リッチモンドのコンサートホールで
演奏した。
When I Fall In Love, Cry Me A Riverなど、いわゆるスタンダード曲を
特に凝ったアレンジもなく、普通に歌って、観客がスタンディングオベーションする
歌手というのは、実際あまりいない気がしているのだが、
Laurinはそれができる歌手で、私は、ピアノを弾いていて、
幸せな気分になる。これからももっと演奏できる機会があれば嬉しい。

Laurin Talese Tour
9月16日と17日はSomiのツアー。
16日にChicago。ここで、バークリー音楽院卒業以来、
およそ18年ぶりに学友二人が、ライヴに来てくれた。

私、学生時代の記念に"Melancholy Cats"というCDを作ったのだが、
その時のバンドのリズム隊なのだ。彼ら二人とも、学校卒業後、
シカゴに移住し、しかし、現在は、あまり音楽活動はしていないという。
ライヴ後、彼らと話をする機会を持った。

写真左のJimは、学生時代、引っ張りだこのベーシストだったが、
(ドラムのアントニオサンチェスの卒業記念ライヴのベースが彼。)
彼は、アメリカ中西部ウィスコンシン州出身で、
ボストンという街、東海岸の殺伐とした雰囲気に馴染めなかったそうで、
しかも在学中、バンドでツアーなどしても、
まるで音楽家として生活していくことに
憧れを感じていなかったそうだ。
現在は、建築系の会社の重役として、3人の子供を育てている。
写真右のオランダ出身のMarcも、学生時代、人気のあったドラマーだったが、
卒業後、ビザの都合でオランダに戻ったり、アメリカに戻ってからも
さほど音楽の仕事に恵まれずといった感じになり、現在は
コンピューター系の会社に勤め、二人の子持ち。

二人とも、私が、いまだに音楽で生活していることを
喜んでくれて、なんだか、私も複雑な心境であった。
学生時代、英語もままならず、アメリカ国のこともよく知らず、
ただピアノが上手くなりたい、ということだけでいた自分と
違う視点で学生生活を送っていたのだ、ということを知り、
違う道のりを歩んできた彼らと18年ぶりに出会えて語り合えたこと、
忘れられない日になった。

翌日は、カリフォルニア、モンタレージャズフェスティバル。

イケイケな感じのミュージシャンが勢ぞろいしている感じで、
昨晩の感慨深かったシカゴとは全く違う日になった。
Somiバンドも近年で最高の演奏ができたような気がした。


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