2011年8月27日土曜日

ハリケーンIreneが来るらしい。

大型ハリケーンが週末来るというので、
木曜の夜に近所の大型スーパーに水や食料、電池等を買いに行ったのだが、
すでにガロン水は売り切れていて、人々はマジで備えているのだと
認識した。
金曜の昼にはニュースで、土曜の昼からNYの地下鉄バスを運行停止、
NJの高速道路も、南側方向は封鎖とか。
川沿い等の低い土地にすむ住民に強制避難命令が出たらしいし、
かなりマジみたい。
今日も、またスーパーに水、それからレトルート食品等買い加えた。
土曜の夜から日曜にかけてひどい事になるらしいのだが、
果たしてどうなりますやら。


2011年8月25日木曜日

NY地震

8月23日(火)午後2時前。
125ストリートのブロードウェイを超えて東に向かっていた。
ハーレムに住む友人宅に向かう運転中だった。
信号で止まった時、何故か車体がブルブルと縦に揺れているのに気付いた。


エンジンの故障か。
この車ももうなんだかんだ6年近く乗っているし、
ついにガタがきたのか。
先週はレッカーされたし、ギグはキャンセルされたし
今週は、車の修理かと。
うぉー、お金が飛ぶ。助けてくれ。


渋滞している。少し進んで、またブレーキをかける。
相変わらず車体がブルブルと縦に揺れていた。
ちょっとブレーキを強く踏み込んでみた。
すると車体の揺れが止まった。


ブレーキの問題なのか。
だとすればまだしも、もしエンジン自体の問題だとすると
修理代は高くつく。困ったなぁ。
でもやはり検査に行くべきかしら。


周りを見ると、多くの人が路上にあふれていた。
パトカーも多く見る。
何か事件でもあったのかと。
かつてハーレムで銃撃事件に遭遇したこともあったし、
またそういうのが起きたのかもしれない。


友人宅に近づき、路上駐車場所を探す。
友人の住むアパートの前を過ぎると、やはりここも
多くの人が路上に出ていた。
友人もその中にいて、どうしたのだろうかと思った。


友人宅から数ブロック離れた所に
駐車場所を見つけ、駐車。
レッカーされた後の自分は、ここが
本当に路上駐車出来る所なのか確認に確認を重ねるものだ。

駐車ルール表示ポールには、
午前9時から11時30分は、道路清掃のため
駐車禁止と書いてある。
今は午後2時だ。
午前9時から11時30分は駐車しては駄目だと書いてある。
今は、午後2時だ。午前11時30分から2時間30分経過している。
ということはここは駐車しても良い場所のはずだ。
もう一度表示を見た。
午前9時から11時30分は、道路清掃のため
駐車禁止と書いてある。
今は午後2時を少しまわったあたりだ。
おそらくここに駐車して大丈夫だろう。



その後、
相変わらず玄関前にいた友人から
バージニアでM.5.8の地震があったことを知らされた次第。
地震等めったにないNY。多くの人が外に避難して、
皆一様に地震体験を話し合っている。
NYに住み始めて、911も大停電もそして
67年ぶりの大地震も体験してしまった次第。
車の故障ではなかったと少し安堵。

2011年8月22日月曜日

Sleep No More

さえない週末であった。


まず21日(日)に
ノースカロライナ州で行なわれる予定だった
SOMIの仕事が17日(水)になってドタキャン。
日曜はここ2年ばかり教会の演奏の仕事をさせてもらっていて、
SOMIの仕事があるということで、お休みにしてもらっていたのだが、
キャンセルになったので、急遽、教会で仕事させてもらうお願いをして
了承されて、まずは、安堵。


急遽19日(金)に、“Sleep No More"というオフブロードウェイショーで
ピアノを弾く代役を頼まれて行くも、駐車した車が、
警察に牽引されてしまい、頂いたギャラよりも払った罰金の方が多かったという
情けない有様。


20日(土)に、教会から、近年の財政危機から
21日(日)はお休みしてほしいと言われてしまう。
この教会の仕事もいつまで続くのやらで、久しぶりに、
百々徹経営危機意識が芽生えてしまった次第。



それにしても仕事に行った先で、車を駐車違反で牽引されてしまうのは
けっこうこたえる。(人生で3度目かしら。)


マンハッタン内は、午後6時以降は無料で路上駐車できる場所が多い。
19日の仕事は、West 27丁目の10avenueと11avenueの間。
たいがい、マンハッタンの西や東の端側は駐車しやすいもの。

案の定、僕が会場に着いた頃には、
会場の前の道は、すでに多くの車が駐車してあった。
スペースを見つけ、難なく駐車。

駐車ルールを知らせるポールの看板を確認した。
6pm以降駐車可能であった。
その下に黄色い張り紙があったので、読んでみた。
来週の火曜の夜は映画の撮影で道路封鎖するので
駐車禁止と書かれてあった。
今日は金曜日、問題ない、と余裕で会場入りした。


この日の演奏は8:30−10:30pmと
12:30am-2:30amの2セット。
休憩時間が長いので、バンドメンバーと外にご飯を食べに行くことになった。

鼻歌まじりで、会場を出た。
何故か道がひっそりとしている。
自分の車が消えてしまっている事に気付くのに
数秒もかからなかった。
鼻歌が止まった。




駐車のルールを知らせる看板をもう一度確認した。
すると一番上にもう一つ表示があって、夜の10時から朝の6時までは
駐車禁止と書いてあったのだ。ひとつのポールに3つも表示があるとは。。


動揺を隠せず、バンドメンバーにご飯は失礼すると告げ、
交通課に電話したり、妻に電話したりして、
車がどこにあるかを確認した。
見事に警察に牽引されてしまっていたのだ。


『今日はいったい何しに来たのだ!』
『今日はそもそも出歩かなければこれほどのダメージはなかったのではないか!』
『ギグで一番重要なのは、車を牽引されない事ではないだろうか?』
『バークリー音楽院では、駐車ルールの看板を読むクラスがないのは問題ではないだろうか?』
『今日はいったいどうやって家に帰ろうか?』
『タクシーでニュージャージー州まで帰るといくらかかると思っているんだ!』


やり場のない怒りを鎮めようと、界隈を散歩した。
ただこの辺、何気に、人通りが少なく、
出歩いているのは主に貧困層な方々であった。
スーツ着用の仕事であったので、こういう格好で
夜中に一人で歩くのは危険なのかもしれないと
警戒した。


案の定というか、狭い歩道の少し先で、
若い大人しそうな白人男性が、
身なりの汚い中年黒人男性二人組に金をせびられていた。
白人男性は、ポケットから$1札を渡していた。
『これじゃサンドウィッチも買えないよ。』
とぼやく中年黒人。白人男性は
『ごめんね。』と言って、そそくさと退散した。
次ぎは僕が標的になった。
『おい、サンドウィッチ買いたいんだけど、恵んでくれない?』
と来た。相方も、
『さっきのは$1くれたぜ。』

さっとUターンして逃げようかとも思ったのだが、
その前に自然と言葉が出た。

『Sorry...... I need a help , too..』

すると、彼らは、

『Oh, OK. Take care.』

と言って、どこかに消えてしまったのだ。
自分がどれほど哀れな感じに 彼らの目に映ったのだろうか。


そのくらいさえない週末だったのだ。


(追記)
このSleep No More という舞台、少しだけ見る事ができました。
ホテル全館を舞台に改造。90くらいある部屋それぞれに
趣向をこらしたセットがあり、お客さんは、好きな所を見て回るというもの。
マクベスが下敷きになったストーリーになっているらしいのですが、
僕は、なんだか遊園地のお化け屋敷を思い出しました。
それと、お客さんは皆、オペラ座の怪人みたいな仮面をつけなくてはいけなくて、
そのためか、舞台を見て回っているお客さんそれぞれが、
舞台のオブジェに見えてくる効果があって、面白く感じました。

(お客さんがひと通り見終わった後、バーで少しお酒を飲むようになっていて、
そのバーで演奏するというのが僕の仕事でした。)

今年3月から始まって、常にチケットは売り切れ状態だとか。

2011年8月18日木曜日

CD−Rの保存。

今週、ぽっかりと休みの日が続き、
部屋の片付け掃除に励む。


これは捨てていいもの、これはとっておくものと
分別するだけでかなりな時間が費やされる。


自分にとって本当になくてはいけない物だけ
とっておいてその他はすべて捨ててしまえれば、
かなり部屋も広くなるだろうにと思うのだが、
なかなかそうもいかないのだ。


今、とりあえず扱いに困ってしまったのは、
作品になる前の自分や他人のデモCD−R、ラフミックスCD−Rだ。


頻繁に聞く類いではないし、
CD棚に並べると景観が悪くなる。
(薄い紙ケースに入っているのも多い。)
じゃあ、捨ててしまえばいいかと思えば、
なんとなく惜しい気持ちが湧いてくる。
他人のデモCD−Rも捨てたら、罰が当たるような気もするし、
特に自分の作品になる前のボツテイクがおさめられているような
CD−Rは、もしかして歴史的資料になったりするのではないかという
変な期待というか思い上がった勘違いをしてどうしても手放せない。


ブロンクスから引っ越して来た際もこの手のCDーR類の扱いに困り
結局ダンボール箱に入れてニュージャージーに持って来たのだが、
引っ越して2年半が経ち、このダンボールに入ったCDーRをもちろん
一度も聞いてはいない。さらに、この2年半で、新たにこの手のCD−Rが
増えてしまっている。捨ててしまうか。
しかしまぁ、とりあえず、新しく増えたCD−Rをこのダンボールに詰め込み、
保管を決めた。こういうのは、死んだら誰かが処分してくるれのを期待して
死ぬまで自分で保管していくものなのかしら。

2011年8月11日木曜日

SOMI CD発売ライヴ@Le Poisson Rouge



8月9日、SOMIのCD発売ライヴがNYのLe Poisson Rougeで行なわれた。
今回、Jaleel Shaw (Alto Sax), David Eggar(Cello), Otis Brown (Drums)
Liberty Ellman(guitar), Michael Olatuja(bass) に私という特別編成。
なんでもこの発売されたばかりのCD『Live at Jazz Standard』、
i tuneのジャズ部門で初登場10位みたいです。

(前座にMorleyというシンガーソングライターが演奏して、
彼女のバンドには、James Genus(bass), Gene Lake(drums)がいたりして
NYにあたしいるんだ的な雰囲気をいまさらながら感じてしまった。)

(堀江さん写真ありがとうございます。)



2011年8月7日日曜日

BEBOP BICYCLE




宣伝が続きますが、
最近、Judy Kirtleyという写真家による
小さな自転車の形をしたおもちゃの眼鏡(上写真参照)を
105人のジャズミュージシャンやらジャズサポーターの方達がかけている
写真を集めた、”Bebop Bicycle"という写真集が出版されました。


Judyさんは、因みに、ピアニストBill Maysの奥さんでして、
因みに、私の幻の名盤と呼ばれている(と自分で呼んでいる)
すでに廃盤となった"DODO”のCDジャケ写を撮っていただいた方
でありまして、そういういきさつから、
この彼女の写真集に、私もいちページを飾らせていただく恩恵に
あずかりました。


百々徹ヌード写真集ならいざ知らず、おもちゃの自転車眼鏡をかけた私服姿の
百々徹の写真がおさめられた写真集がもし欲しいという奇特な方は、
(増尾さんやケイ赤城さんの写真もありますよ。)
なにしろ個人出版のようなので、直接Judyさんにメールをしてみてください。
35ドルプラス送料がいくらかばかりか、かかるようです。

Judy Kirtley

email:
jkirtley@ptd.net


因みに写真集におさめられている方のリストはこちら。

2011年8月3日水曜日

SOMI Live at Jazz Standard CD 発売


今年3月29、30日に行なわれた
SOMIのライヴレコーディングCDが発売となりました。
(私、ピアノとローズで参加しております。)
日本でもAmazon等でお求めになれるはずです。
リンクはこちら
よろしくどうぞ!



この時の動画もありました。

Somi @The Apollo Theater March 19. 2022

 3月19日(土)にSomiのアルバムリリースショーが the Apollo Theaterで行われました。 なにしろ、スペシャルゲストに憧れの ダイアンリーヴスが歌うと前々から知らされていて、 この日の演奏に備えて、とにかくCovidにはかからないようにとか、 ロシアから核爆弾...