2014年8月11日月曜日

Good Fellows USA & JAPAN Tour の思い出  曲目編


26日で26本のライヴをした
小林陽一さんのGood Fellows USA & JAPAN 日本ツアー。
(小林陽一Drums, 金森もといbass, 百々徹piano,
Vincent Herring-Alto Sax, Eric Alexander-ten sax)
思い出を少々。

<曲目>


今回のツアーの演奏プログラムの中心は、
昨年、亡くなったCedar Waltonと
今年亡くなった、Horace Silver の曲集だった。
Vincent Herringは、Cedarのバンドに20年近く在籍していたし、
Vincentや、Eric Alexanderも Horaceのバンドで演奏歴がある。
追悼ライヴの色合いが濃かった演目であった。

Cedarの曲というのは、見事なもので、
『Simple Pleasure』という、今回初めて覚えた曲等は、
テーマを演奏し終わった時に、各地で毎回といっていいほど、
拍手が来るのだ。こういう事は、
大概、ソロ後に、拍手が来るJazzという音楽形態では
実に珍しい現象のように思われ、 Cedarの作曲の才に
いまさらながら感服する。

秋田Cat Walkにてピアノソロ中の私。

今回のツアー中、何度か、ピアノソロコーナーを
いただく日があった。こういう機会もあまりないので、
できる限り楽しませていただいた。
あまり、人前でソロで弾けるレパートリーは多くないのだが、
The Nearness of You, Body & Soul,
Nightingale Sings in Berkeley Square等を
弾いたのだが、 かつて平麻実子さんとのCD『and it begins』で、
弾いていたものを、さらに発展させた形の
”All Of Me”は、我ながら、ヒット作になったのではないかと
密かに思っている。ということをことに書いているから
密かではないのだが。


ツアーの中盤あたりに、Ericが、高速道路の
サービスエリアでCarpentersのベスト盤CDを
たまたま購入したのだが、これに彼がはまり、
移動中、何度となく、このCDを、大音量で聞くことになった。
(何故、アメリカ人は、音楽を大音量で聞きたがるのだろう?)

大概、車から大音量で流れてくる音楽というのは、
えげつない歌詞の過剰な低音ビートが効いたHipHopもの
だったりするものだが、
Toyotaのファミリーワゴンカー、小林陽一号からは、
奇麗な声、美しいメロディー、平和な歌詞満載のCarpentersが
ガンガンに流れていたのである。

『Karenは、Ellaよりもいいシンガーだ。』
とまで言い切ったEricは、
”We've  only just begun” (邦題:愛のプレリュード)
を演奏したいと言い出し、
ツアー後半から、バンドのレパートリーになった。
(つられて、私もCarpentersの日本公演のYoutube映像を
旅先でこっそり見たのだが、『Sing』を日本の少年少女合唱団と
日本語詩で歌ってたりして、なんとも素敵であった。)

 というわけで、今年1月にライヴ録音した
『Live at Smoke』CD発売記念ツアーと銘打ちながらも
CDに収録されてある曲は、ほとんど
演奏しなかったツアーだったのである。

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