ボストンに留学したのが5月だったので
アメリカ生活がもう15年経ったことになる。
これまで割と百々徹は、安定したなだらかな
右肩上がりの成長を示して来ていたと思うのだ。
しかもここ数年、バブルじゃないかと、
今にしてば思えるほど、絶好調だったのだ。
それが今年の3月後半から4月にかけて、
大きく落ち込んだのだ。
今頃リーマンショックがやってきた感じか。
暗いトンネルに入り込んだ感じと言えばいいのか。
ふと、遠い所に、光が見えている気もするのだが、
もしかするとそれはこっちに突っ込んでくる
電車の灯りのような気がしてならないのだ。
こんな精神状態の時は、身体も調子を悪くするのか、
一昨日、急に高熱が出て、翌日には、下がったものの、
翌々日には激しい下痢に襲われたのだ。
その日の夜、NYのTimes Squareでは、
爆弾を積んだ車が発見され、
一角を封鎖するニュースが流れた。
幸い、警察の素早い対応でデトネイトされて、
何事もなかったようだが、
その時、NJ州Fort Leeのとある日本人ピアニスト宅は、
激しいゲリラ攻撃に見舞われていたのだ。
(妻は、素早く外に出て、難を逃れた.)
というわけで、今日は、クレオパトラの仕事が終わって
およそ10年ぶりの日曜の自宅での食事を、
盛大にやろうと企画していたのが、
お陰で、メニューが急遽、お粥と味噌汁になってしまい、
また一段と、気分がどよーんとしてしまった次第。
でもまぁ、思うに、
昨晩のTimes Squareの事件みたいに、
爆弾仕掛けた人にしてみたら、今頃、
気分がどよーんとしまくりなのだろうけど、
一方で失敗したことで、
多くの人に喜びを与える事もあるという事を
知ったというか、
僕もなんだか、失敗したっていいじゃないか、
というような、なんだか励まされたような気に
なったのだが、こんな事書いてる事自体、
相当、参っているのかもしれない。
畜生、お粥がやけに美味い。
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