2011年9月15日木曜日

ひまわり

3月の大震災から日本国政府は、特に、放射能汚染に関しては、これまで
一貫して国民にポジティブなメッセージを送って来たのだと思う。

『直ちに健康に影響はないのです。』
『このレベルの汚染であれば、毎日食べても大丈夫なんです。』

事故を起こした福島の原子力発電所周辺の街並を
『死の街』と表現した大臣には厳しく咎め、
努めて、安全平和をアピールしてきた。

ただし、この世に絶対はないわけで、
これまで、どんな政府の安全メッセージに対しても
多かれ少なかれ、本当かなぁ?という疑念を抱いてしまったように思う。
少なくとも、私は、ネット上で、放射能絶対危険説を散々チェックしてきているので、
なおさら政府の言う事が信じられなくなってしまっている。


国が計測した、各地の放射線量の数値、各種の食物検査の数値や
住民の被曝検査の数値等が発表されても

『ちょっとごまかして低目に計測しているのではないか?』

という疑いの目を注がずにはいられない。

そんななか、
今日のニュースで、農林水産省から
ひまわりの除染効果は低い、という実験結果が発表された、というのを読んだ。
ネット上で、除染にはひまわりを植えるといい、というのを
読んでいたので、この政府の発表には私は目を疑ってしまった。
記事中にも,

 南相馬市で仲間と農地60ヘクタールにヒマワリを植えた農業、渡部有三さん(72)は「チェルノブイリ事故の際に効果があったというのは常識なので、今回の結果は信じられない」と驚きを隠せない様子。


とあり、政府を疑う姿勢が読み取れる。
私も、いや、そんなことはない。
ひまわりをもっと植えていかないといけない、と思ってしまった。

ひょっとしてこのニュース、震災後、初めて政府が出した
ネガティヴなメッセージなのではないだろうか。


もしかすると、政府は始めから治安維持のために、
こういう作戦を練っていたのではないだろうか。


まず震災から半年は、ひたすらポジティブ路線を打って、
国民を疑心暗鬼に陥らせる。政府への不信を増幅させていく。
その後、ネガティヴ路線に変更。

『この食品を食べ続ければ、5年後に必ずガンが大量に発生します。』
『もうこの土地には永久に住めません。この街は今日から”死の街”と改名します。』

すると国民は既に政府が信じられないので
『いや、そんな事はない。よし、俺は東北の野菜毎日食べるぞ!』
『死の街だって? 嘘つけ、よしその街に住んで”生の街”に改名しなおすぞ!』

となって、なんだかんだで、皆が
いい具合にうまく事が収まるのを狙っているのではないだろうか。


『ひまわりの除染効果は低い。』のニュースは、
震災から半年が過ぎた事を契機にして
政府がシフトチェンジした第一報なのではないだろうか。


私は、もう何がなんだかわからないのです。

2 件のコメント:

  1. はろはろ、しげぞうでございます。

    そう言う見方も出来ますね。
    真実は、どこにあるのかなあ・・・

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  2. はろはろ、しげぞうさん。
    台風15号けっこうひどかったみたいですが
    大丈夫でした?
    今年の日本、自然災害が続きますね。

    返信削除

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