2010年9月9日木曜日

挨拶、お別れの文化的相違について。

今日、葬式で演奏した。
(何げに今年3回目の葬式Gig。)

参列者が、棺に入っている遺体に
キスをする行為を見るたびに、
アメリカ人と自分の間の大きな感覚の違いを感じる。


アメリカ人といっても色々なのだが、
今日はアフリカ系アメリカ人女性のお葬式。
参列者の多くの方が遺体にキスをしていた。


バークリー時代の友人ドラムのタケさんの葬式の時も、
白人系、イスラエル系の友人が
棺に眠るタケさんにキスをしていたことを思いだす。


僕は、なんとも、死体に恐怖を覚えてしまうのだ。
いくら身近な人だったとしても
ひとたび死体になってからは。
キスどころか、直視さえためらってしまう。
やはり”穢れ”を覚えてしまうのだろうか。



自分は、生きている日本人に対しても
普段、挨拶でキスやハグもしないし、
ジャズミュージシャンにはなんだか格好つけて握手している
気がしているが、ジャズミュージシャン以外の人には、
そうそう握手をしない。他人を触り慣れしてないと思う。
まぁ、これが日本の文化なのだといえばそれまでなのかもしれない。
ただ、一方で、もう少しスキンシップというものがあっても
対して害にはならないのではとも思う自分もいる。
身近な人の皮膚の記憶がないというのも少し寂しい気がする。



今日亡くなった方が、ほぼ自分の母と同じ年だったこともあり、
息子さんが、何度も何度もキスをしてお別れをしていた姿を見て、
なんだか自分の母の事を思い出し、だいぶ感傷的になったのだが、
しかしながら、僕は、棺に入った母にキス等できるのだろうかと、
不安になった。まだ彼女が元気なうちに、会うたびに、
握手、肩もみあたりから練習していけば、
葬式の時にはキスができるようになるのかしら。


(今、思い出したが、タケさんとは、酔っぱらってキスした事があった。
しかし、棺の中の彼とはキスができなかった。)

4 件のコメント:

  1. 生まれて初めてのNY旅行の際、TBのクリフトンアンダーソンさんのお母様(ソニーロリンズのお姉さま)に会う機会があって、その時ものすごく歓迎してくれて、おもいっきりハグと頬にキスしてくれました。当時の私はびっくり、電流走ってしまいました。それこそ、自分の母にも抱かれたのは赤ちゃん以来でしょ。


    でも、なんかそれも寂しいなと思うようになり、
    その後、ぼくがNYで生活し、一時帰国の際は両親に少しスキンシップを試みました(握手とか)。

    が、やはり帰国してみると、習慣など元通り、いまや、指一本と触れれませんな。

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  2. 文化ですかねぇ。

    映画”おくりびと”でも
    納棺夫への日本人が持つ
    穢れの感情が描かれていたと思います。
    でも遺族がご遺体にキスするシーンは、
    あったなぁ。


    そういえば、棺の中のオカン、という
    どうしようもない駄洒落が
    浮かびました。

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  3. はろはろ、しげぞうでございます。

    まあ、人それぞれの挨拶ですれば、
    いいと思います。
    それが生前の方を思い気持ちですね。
    文化の違い大ですね。

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  4. はろはろ、しげぞうさん。
    お久しぶりです。

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