2012年1月23日月曜日

多くの人とやった後。

『性交する』という意味も持つ『やる』という動詞を、
誰かと『共演する』という動詞にあてた先人は、
物事の本質をよくつかんでいたのだと、敬服する。


私も、アメリカに住み始めた頃、
アメリカ人ミュージシャンと『やる』事に
最上の喜びを感じていた。


英語というハンデを抱えている手前、
『とりあえずさ、会話なんて面倒な事はいいからさ、
やっちゃおうよ!やっちゃえばわかりあえるさ!』みたいな感じであった。


そして、これまで、
実際に一度やっちゃって、長いおつきあいになれた方もいるし、
やってもやっても、分かり合えなかった関係もあったように思う。


(ジャズミュージシャンは、時に、
『やった』人の名前がそのミュージシャンのプロフィールの
一段落を埋める時がある。

通常、『やった』人の事は、
仲間内で武勇伝として語る事はあるかもしれないが、
あまり一般に公開する性質のものではなく、
AV男優は書くのかもしれないが、
あまりプロフィールに書くことでもないと思われる。


ところがジャズミュージシャンの場合、
『やった』人の名前を晒す事は、
なにか、とても重要な事に思われ、しかも『やられて』名前を
出されている人もとっても名誉な事に思っている節がある。

一般の人も、そのミュージシャンの長く書き連ねられた『やった』人リストを見て、
決して『すきもの』『ヤリマン』とは見ずに、尊敬と信頼を注ぐ傾向がある。)


先日、とある方のパーティーで演奏を頼まれた。
この方、歌手好きの不動産会社社長で、
自分の誕生日を、会場を貸しきって、
自分のお気に入りの歌手にやらせて(歌わせて)
祝う企画だった。
そこに集まった歌手の伴奏を、
John Hart (ギター)とCameron Brown(ベース)と『やった』次第。


私もジャズミュージシャンという事になっている手前、
この夜に『やった』人の名前の一部を晒してしまうのだが、
Giacomo Gates, Alexis Cole, Vicki Burns, Emily Braden,
Nancy Harms, Ronny Whyte等と、『やった』のだ。


一晩でこれだけ多くの名うての方と『やった』事は、
もしかすると初めてだったかもしれず、
そこに強い快感を覚えたわけだが、同時に激しい疲労も覚えた。


本当の『すきもの』の辞書には、
『飽き足る』『虚しさを覚える』といった言葉はないのかもしれないが、
私は、やはり草食系男子なのか、
こういう夜を体験した後は、
少し、家に籠って、独りしこしこと『やりたい』(練習したい)と思ったのであった。

(追記)
人が、『あの人のバンドにこの間飛び入りして一緒にやったんだ』
と得意そうにしているのを聞いてねたむ心が芽生える事もある。
飛び入りを英語で”sit (嫉妬)in"と言うのは偶然?

4 件のコメント:

  1. 百々さんらしい。
    一緒にやるといろんなことが見えてしまいますね。
    プロだと見える内容がもっとすごいんだろうな。

    さて。今年こそ。そろそろ今年の予定(日本ツアー)
    はたちつつあるのでしょうか。

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  2. Keiさん、

    お元気ですか。今年も宜しくお願いします。
    今年はおそらく7月かと、思っておりますです。

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  3. 百々さんいやらしい

    ↑に見えました

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  4. ろうさんもいやらしい

    ↑と思いました。

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